兄弟。 ページ1
降谷［何で急に居なくなったんだｯ！？］
裕也［探したんだ！］
［あぁ、ごめんな…ただ疲れちゃったんだ…ストーカーも酷くなってたからな、三人が危ないと思って……。］
二人を抱き締めながら話しをする。
裕也［……馬鹿兄さん！居なくなってほんとに心配したんだ！］
降谷［もう二度と会えないと思った！］
俺の服を掴んで離さない二人。
［れ…。］
名前を呼ぼうとした所でスマホが鳴る、プライベート用なので誰かと思ったらジン様からだった。
［…またこれは……珍しい…零、裕也済まない仕事が入った…プライベートの電話番号を渡す…また連絡くれるか？］
降谷［…祐介さん、ジンと繋がりがあるんですか？］
［…あぁ、行かなければ……でも信じて欲しい俺は零達の敵じゃない。］
裕也達に手を振り電話に出る。
［はい、どうなされましたか？］
ジン［お前また引っ越ししやがったな。］
［すみません…今ジン様のスマホに家の位置情報送ります。］
位置情報を送り通話に戻る。
ジン［今から行く…待ってろ……ついでに出掛ける用意しとけよ。］
それだけ言って通話を切ってしまったジン様…急いでバイクで帰り支度をする。
ジン［おい、行くぞ。］
勝手に入って来たジン様に驚きつつ。
ジン様について行くジン様は俺を助手席へ促し自分は運転席へと座った。
［あの…何処に行かれるんですか？］
ジン［……秘密だ。］
妖しく笑うジン様…不覚にも少しドキッとしてしまった俺は素っ気なく返し赤くなっているであろう顔を背ける。
ジン［ｸｸｯ…。］
背中の方から喉を鳴らし控えめに笑っているジン様の方を向く。
［笑わないで下さいませんか…突然笑うジン様が悪いんです、顔がよろしいのを自覚なさって下さいませんと……心臓が持ちません((ﾎﾞｿｯ…。］
ジン［…俺の所に嫁ぎに来るか？］
［い、行きません！と言うか行けませんからね！？］
急に真剣な顔をして言ってくるものだから慌てて声が上擦ってしまう。
ジン［まぁ良い、いずれ嫁にしてやる。］
［絶対行きません。］
そう話しているとジン様がチラリとこちらを見る。
［何でしょうか？］
ジン［…その口調辞めねぇか、俺の事はジンで良い。］
［…分かった、じゃぁジン…でいいか？］
ジン［ﾌｯ…そっちの方が自然で良いじゃねぇか。］
［あぁ、俺もこっちの方が楽だ…有難うジン。］
ジン［お礼を言われる事はやっちゃいねぇな、俺はただ自分の思った事を言った迄だ。］
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ナビィ(プロフ) - めっちゃおもしろいなって思ってこの人他に何か小説書いてるかなって見たときのたくさんのデジャブ。いつもお世話になっております。銀魂の方も面白かったです。これからも頑張ってくださいｯ! (2020年12月28日 18時) (
レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - とても面白いので一気に読んでしまいました…！素敵な作品をありがとうございます。更新を楽しみに、心待ちにしております。お身体ご自愛くださいませ。 (2020年6月9日 3時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shell | 作成日時：2019年9月3日 15時
