ミステリアスなお兄様。

ストゥーカーかも知れない。（銀髪の） ページ21

仕事に向かって居る途中…に気付いてしまったのだ。

これは着いてきている…と。

［ストーカー？……え？車で着いてくる？］

まぁ、怖いのでバイクを飛ばしBARへと行き店に入る。

ﾏｽﾀｰ［フィズ君、休んでたけどどうしたの？まさか何かに巻き込まれたとか無いよね？］

［大丈夫ですよ、ですが腕を痛めてしまって…お酒の味は落ちるかも知れません。］

ﾏｽﾀｰ［それは構わないんだけど…腕は平気なのかい？］

［少々痛む程度です、ご心配には及びません。］

ﾏｽﾀｰ［無理はしないように、痛みが酷くなったらすぐ辞める事！私が替わっても良いんだから。］

［ありがとうございますマスター……。］

マスターのご厚意に甘え怪我が治るまでシェイカーを使うお酒を作るのは無しで基本はお客様の話を聞いたり腕を余り使わない仕事内容となった。
仕事をしているとふと気になる視線があったのでそちらを見てみるとジッと此方を見詰めるジン様。

視線が気になりつつも仕事を終えて早めに上がらせてもらい、外に出るとジン様が待っていた。

ジン［おい。］

［はい、どうされました？］

ジン［気を付けて帰れ、俺達がベルモットを狙った奴を捕まえるまでテメェも狙われかねねぇからな。］

［分かりました…ジン様もお気を付けて下さい、ではお休みなさい。］

バイクで帰ると家には裕也が俺のベッドを独占し眠っていた。

はァ…と溜息をつきお風呂に入る、お風呂から上がるとベランダに出て煙草を蒸かす。

一本吸い終わると中に入る…布団を持って来てソファに横になる、このソファはベッドにもなる優れものなのですぐに眠りにつくことが出来た。

パッと意識が浮上する…時計を見るもまだ針は朝の四時半を指していた、まだ寝られるなと思い二度寝の体制に入る。

［んぅー……あ、あぁ…仕事がまだあるんだった……しないとな。］

仕事があったのを思い出しソファから起き上がる、ググッと背伸びをして立ち上がる…珈琲を入れパソコンを立ち上げる。

薄暗く静かな部屋にキーボードを叩く音だけが響く…。

［……麻薬取引に拳銃密輸ゥ？どんだけ犯罪に手を染めるんだ…これはあまり関わらない方がいいか。］

証拠データをまとめて依頼主に送りハッキングした痕跡は消しておく…次のハッキングの仕事だ。

前に少しやっていた仕事を辞めて情報屋チシャ猫として仕事を新しく始めた、これが裏の仕事ばかりの依頼なのだ…犯罪ではあるが警察公認となったので構わないそうだ。
警察に犯罪組織の情報を渡したら公認となったのだ。

原作突入はまだ先だよ。因みに原作入ると主は33歳。→←キレている組織さん。

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