カフェ ページ9
ゾムくんと出かける日になった。
……服、何がいいかな。
「……よし」
服を決めて、部屋にある鏡を見て小さくつぶやく。
あ、早く行かなきゃ…!!
────
「ごめん、遅れちゃった」
「あ、Aさ………ん……」
「あ、はは、似合ってないかな」
「ぇ、えと、すす凄く似合って………ま…す」
照れくさそうに横を向きながら、ゾムくんは褒めてくれた。
褒めてくれたのかな…?まあ、いいか。
「じゃ、行こっか」
「ぁ…は、はい」
ゾムくんの隣に移動して、同じ歩幅で歩き始める。
というか、ゾムくんが私のスピードに合わせてくれてる。
ゾムくん、これ無意識なのかな。
車道側も自ら歩いてくれてるし、歩くスピードも合わせてくれる……。
顔もかっこいいし弱点が見当たらない…。
……そういえば、ゾムくん女子と話す時に良く動揺してたな。
カフェに行った時に聞いてみよう。
────
カフェに入って、窓側の席に座る。
「なにか食べたいのある?」
「………あぇ、ぇえと」
「もうすぐでお昼だし、早めのお昼ご飯にする?」
「じゃ、じゃ…ぁ」
「あ、オムライスオススメだよ。すごく美味しい」
「そ………それ…で」
「…私も同じのにしよっと
すみませーん。このオムライス2つと季節限定パフェ1つくださーい」
店員さんを呼んで、注文する。
……パフェ食べれてよかった。
あ、そうだ。
「ねえ、ゾムくんってなんで女子と話す時に、こう…動揺してるの?」
渡されたお冷を飲んでいるゾムくんに聞いてみる。
「ぅえ?………え、と……」
いきなり話を振られて、ゾムくんはすごく驚いてる。
「……ぃ、いい今まで女子とあんまり喋ったこと無くて………」
「へぇ」
ゾムくんかっこいいから、性格良くすれば絶対モテるのに…。
……性格よくすればって、悪い意味じゃないからね。
誰に言ってるのか分からないけど、一応心の中で訂正をする。
「おまたせしました〜。オムライス2つと、パフェです〜」
パフェを見て、涎が垂れそうになる。
ゾムくんと世間話をしながらオムライスを食べていく。
美味しい…。
スプーンですくって、最後の一口を食べる。
「ん〜!美味しかった」
パフェも直ぐに食べ終わり、お腹はいっぱい。
また来たいな。
ーーーーーーーーー
「え、払ってくれたの!?」
「ぅ、は……ぃ」
ゾムくんって、性格もイケメンなの…?
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にみり(プロフ) - こっこさん» 返信遅れてしまいましたが、コメントありがとうございます!番外編、作成頑張ろうと思います!!笑新しい作品も現在執筆中ですので、そちらも期待して頂ければ幸いです! (2021年3月29日 7時) (レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 完結おめでとうございます!作品がとても面白くて何度も繰り返し読んでしまいました笑 番外編も楽しみにしてます頑張って下さい!!^-^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
にみり(プロフ) - 花のJK(♂)さん» 最高です笑笑光景が目に浮かぶ、、笑変身遅れてすみません汗!現在話をちまちまと書いているので、これからも読んで頂ければ幸いです! (2021年3月5日 21時) (レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
花のJK(♂) - 後のコネとゆりの会話「ゾムゥゥゥ!!よく言った!!」「それでこそ漢よぉ!!」 (2021年2月26日 3時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
にみり(プロフ) - さあさん» コメントありがとうございます!今頑張って作品を溜め込んでいるので…お待ちください! (2021年1月15日 15時) (レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にみり | 作成日時:2020年12月19日 22時