難ありイケメン

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「で、どうなの！？」

「うーん、そうは言っても……」

「やっぱゲームとかでいいのかな？」



昼休みにコネシマくんと約束をして、

下校時間にゾムくんが好きそうなのを聞こう、ってことになった。



これで聞き出せたらそのまま買いに行けるしちょうど良かった。



……けど、ゆりと全く同じことをコネシマくんも喋った。



私が渡すものなら、なんでも喜びそう、って。



2人でできるし、ゲームがいいのかな。



男子ってゲーム好きそうなイメージがある……。



「…よし！」

「え、決めたの？」

「ゲームにする！」

「おぉ、ええやん！」

「わたし、買いに行ってくる！」

「ちょ、まてまて！私も行くからぁあ！！」



────



「っはぁ、地味にA足速いんだけど……はぁ、はぁっ」

「思い立ったら即行動、って言うじゃん？」

「それに、なんでコネシマくんまでいる訳！？」

「いやほら、ゾムと仲ええし！それに丁度俺も欲しいゲームあったから……」

「絶対それが本命だよね」



学校から近いちょっと大きいショッピングモールに行って、

ゲーム売り場へと向かった。



「これとかどう？」

「なんか、怖そう……」

「2人でもできるって書いてあったから、いけそうと思ったけど

よくよく見てみると結構グロテスク…」

「ん、これは？」

「お、いいじゃん！……でもそれ画面酔いしない？」

「私、画面酔いとか全然しないほうだし！」



コネシマくんも欲しいゲームが決まったらしく、ゲームを買い終わって

2人の元に向かったらコネシマくんの手元に袋があった。

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