DOUBLE SUICIDE (ページ6)

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０６．ページ6

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翌日。
目を覚ますと隣で北斗がすやすやと寝ていた。

ふに、と頬を摘むと「んー」って唸る北斗。
…かわいい。

そうだ、大我に昨日のこと相談しないと。

A大我、起きてる?ちょっと相談…。

すぐにピコン、とスマホが鳴った。

大我どした?

昨日あった出来事を、ざっと説明する。

A…ってことがあって、私どうしたらいいんだろう。北斗と別れたい訳でもないし。
大我なるほどね。A今日休みでしょ?カフェでも行こうよ。ゆっくり話そ。
Aありがとう…。11時に駅で!

OKのスタンプが送られてきた。

大我は本当に頼りになる。
幼なじみなのもあるけど、北斗の友人でもあるから。
あれだけメンヘラな北斗も、大我のことは信用しきっていて二人で会うとなっても大惨事にはならない。
そりゃあ、嫉妬はされるけど。

さっと準備して、向かわなきゃ。

私は、北斗を起こさないようにするっとベッドから抜け出し、お風呂に入ってメイクをして、着替えを済ませた。

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ベッドを見ると北斗はまだ夢の中。

「北斗？ちょっと大我とお茶してくるね。」

寝ぼけながらもわかったと返事をしてくる彼。
…やっぱりかわいい。

「良い子にまっててね、行ってきます。」

額にキスを落として、私は駅へ向かう。

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