引きこもり姉妹の幻想生活

第６話 ページ7

紫side


最初、姉妹を見た時驚いた




金髪で左目が黄色、右目が紅のオッドアイの姉


ミディアムヘアーに大きな瞳と


平均的な背丈と、女性らしい体つき


探しても多くないであろう、美少女





銀髪で左目が紅、右目が黄色のオッドアイの妹


やる気がなさそうに、少し閉じられた瞳と


ショートヘア、大きめなパーカーの出で立ちの彼女は


美少女と言うより、美少年の方が近かった


姉より少し高い身長も、より一層、彼女を少年らしくさせてしまっていた




これほどにまで美しい姉妹がいるのであろうか


いいや、きっと存在しないだろう





なんて、私の感想なんて置いておいて


私が彼女らを連れてくる理由になったのは1つ


最近の幻想郷が少し荒れている


力の弱かった妖怪たちは暴れるようになり


私たちですら手に負えないレベルの凶悪さ




しかし、2人なら


出来ると思って


連れてきたのであった




だから今、秋菜に聞かれた時


こう思ってしまったのだ



「この2人なら、きっと幻想郷を救える」




生まれつき頭が良すぎて、人の言葉の本質を見抜き、悪口から耳を塞いだ姉


生まれつき頭が良すぎて、人の意図を勝手に汲み取り、先手を打つことで気味悪がられた妹




そんな天才姉妹は、どんな場所でもその力を発揮すると信じ


私は、託そうとしていたのだ

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