引きこもり姉妹の幻想生活

第１２話 ページ13

秋菜side


霊「じゃ、いきますか」



霊夢はそう言い、弾幕をだす


ここ数日フランの弾幕を見ていたから、別に驚きはしない




『…雪菜』

雪「うん。分かってる」



私は雪菜の前に立ち、霊夢と同じように浮く


無数の弾幕が飛んできた


めちゃくちゃキレイだ


なんて呑気なこと言ってる場合じゃなくて





1つ目の能力


一定時間だけ力を発揮する程度の能力


心を読めば早いとは思うけど、私が今までやってきたことと同じだし


いつもは伏せている耳がピンと起き上がる


前髪をわけ、右目も出して前を見やすくする




弾幕を避け続け、そろそろ時間切れだ


雪菜の方は………大丈夫そう




『雪菜！』

雪「行くよ！」



雪菜が何かしら呟いた瞬間、弾幕は霊夢へと帰っていった









紫「そんな…霊夢が負けた……？」

霊「嘘だ…弾幕を出した気配なんかなかったのに…」

『能力のおかげでギリ勝てた…かな』

雪「秋菜の考え、本当に出来たね！」

『でしょ？』

霊「教えて、何をしたのか」




本気で驚いている霊夢と紫さん


私と雪菜は顔を合わせ、"狙い通り"と言わんばかりに微笑んだ

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