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Aside
花「寒い…」
貴「暖房ついてないもんね…」
体育の授業のため体育館に来た私達。
２月の体育館はかなり冷えていて、少し体が小刻みに震えている。
3学期後半の体育はほぼ自由で、今日もまた各々がやりたいスポーツをやっている。
隣のクラスと合同体育なためか、バスケ対決が多いのだけれども…
あまり運動が得意ではない私は、ステージの上に座り皆の様子を眺めていた。
花音も私の隣に座り、「さむい…」と呟きながら私と同じように皆の様子を見ていた。
すると同じクラスの女の子数人が、「花音！！A！！」と私達に声をかけた。
私達は同時に声がした方へと顔を向けると、バスケをしていたらしい女の子達が此方に駆け寄ってきていた。
花「どうしたん？」
「バスケのヘルプ入ってや…！！隣のクラス強すぎんねん」
顔の前で手を合わせる女の子達。
まぁ…花音は運動神経良いから…
貴「花音は強いからいけるよ…！」
花「むー…寒いから動きにくいねんけど…やるか」
「Aは？」
貴「私は見てる」
花音は腕捲りをしながら「いってきます」と言い行ってしまった。
頑張れ花音…！
花音の背中を見つめながら念を送る。
1人になってしまった私はボーッと花音達のバスケを眺める。
それにしても…
貴「本当に寒いなぁ…」
動いていないのもあって、体がどんどん冷えていく。
かじかむ手を擦りながら、「はぁ」と息を吐きかける。
すると突然、「Aさん！」と声が聞こえたかと思うと、目の前にシャオロンくんが現れた。
貴「び、ビックリした…」
sha「ﾝﾌﾌwwAさんは何もやらんの？」
そう言うと、軽々とステージ上に登ったシャオロンくんは私の隣に座った。
貴「運動は苦手です」
sha「前キャッチボール出来てたやん」
貴「それとこれとは別ですよ」
sha「そうなん？てか、あっつ」
少し汗をかいているシャオロンくんは服の胸元をパタパタとしている。
貴「シャオロンくん、私と真逆ですね」
sha「ん？Aさん寒いん？」
貴「凄く寒いです」
また冷たくなっている手を擦り合わせる。
sha「ホンマに寒そうww」
貴「私の手かなり冷たいですよ」
そう言うと、私はそっとシャオロンくんの頬に手を伸ばした。
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ラビット_(プロフ) - こんにちは〜！今日久しぶりに最初から最後まで読ませて頂きました！いつ読んでもキュンキュンしちゃうぅ〜…。これからも楽しみに更新待ってます！ (2021年5月30日 8時) (
レス) id: bc77977d93 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - シルヴァさん» 好きになっていただけて嬉しい限りです！励みになります。ご指摘もありがとうございます。急いで修正致します。これからも応援よろしくお願い致します。 (2021年4月7日 20時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ラビット_さん» 気まぐれ更新になってしまい申し訳ないです。WT様も登場させてみました！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ミカさん» ゆっくり更新で申し訳ないです。嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - かかしさん» はじめまして。そう言って頂けて嬉しいです。本当にありがとうございます！かかし様の綺麗なお言葉に胸が温かくなりました。これからも頑張っていきますので応援のほどよろしくお願い致します。 (2021年4月7日 20時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2020年2月4日 17時
