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98. ページ1

Aside

カチャカチャとフラスコ同士が擦れる音を廊下に響かせながら、私は化学室へと向かっていた。

今日最後の授業で使ったフラスコはほんのりと薬品の香りがした。

化学室に着くと教室の扉が開いていた。

あれ…誰かいるのかな…?

不思議に思いながら「失礼します」と教室に足を踏み入れる。

貴「誰もいない…」

教室には人一人いる様子は無かった。

誰かが扉を閉めずに教室を出ていったのかな?

少しキョロキョロと周りを見ながら、化学室の奥にある準備室へ向かう。

すると、準備室から「ガタン」と音がしたため、私は歩みを止めた。

貴「だ、誰ですか…?」

突然の事に驚き、つい声をかけてしまった。

私がじっと準備室の扉を眺めていると、扉がキィーっとゆっくり開いた。

「いたたたっ…」

準備室から出てきたのは、白衣を着た男性。

男性は頭を擦りながら、硬直している私の方を見た。

目を見開く私に気づいた男性は「あらら」と小さく笑い、私に問いかけた。

「君は……ここの生徒さんだね?」

貴「あ……は、はい」

「いや〜驚かせてごめんね?怪しい人じゃないよ」

「ほらっ」とパァーっと両手を開く白衣の男性。

あ、怪しい…

少し疑いの目を向けつつ、少しだけ距離を取る。

そんな私に男性はニコニコしながら自己紹介をした。

「どうもわたくし、4月から科学を担当するクラレ先生です。」

貴「先生…?」

krr「そ!先生!!」

「じゃ〜ん」とまた両手を広げるクラレ先生は少しかわいく見えた。

貴「どうして学校に?まだ1月ですが…」

krr「んー、何か待ちきれなくて遊びに来ちゃった」

「あ、フラスコ片付けとくよ」と私からフラスコを受け取るクラレ先生。

ルンルンとしながら準備室へと行ってしまったクラレ先生の後ろ姿を見つめる。

フワフワしてる先生だな〜

クラレ先生を見て、つい笑顔になってしまう。

私はその場にあった椅子に腰掛け、クラレ先生が道具を片付け終わるのを待った。

その時、廊下から1つの足音が聞こえてきた。

走っているようで、「バタバタ」と速い足音が此方に近づいてきた。

そして、教室の前で足音が止まると、勢いよく誰かが入ってきた。

貴「……鬱くん…?」

ut「あぁ…あぁ!!?Aちゃん!?ちょ、俺を匿ってくれ!!」

貴「え?」

かなり急いでいる鬱くんが私の近くにある机の下へと身を隠した。

99.→



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作品ジャンル:恋愛
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彼岸(プロフ) - よにんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (5月24日 12時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
よにん - めっちゃ面白かったです!応援してます(゚д゚)! (5月12日 19時) (レス) id: c1827a7d57 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - とこに。さん» コメントありがとうございます!あの方でございます!更新頑張りますね! (4月17日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ラクめぅさん» コメントありがとうございます!もしや…もしやのあの方です! (4月17日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 多分生きてるUMAさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんを気に入って頂けて嬉しいです!まさかのあの方です…! (4月17日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸 | 作成日時:2020年2月4日 17時

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