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Aside
今日の午後の活動は文化祭について話し合う時間らしい。
学級委員長が司会を務め、話を進めていく。
クラスの出し物を決めるようなのだが、ここ我々だ高校はグルッペンさんに頼めば殆どがオッケーを貰えるらしいので、かなり自由にやっても問題が無い。
私は我々だ高校に来て初めての文化祭なので、皆の話し合いを静かに見守っていた。
どんなことやるのかな〜
黒板にどんどん書かれていく案を見ながら胸を高鳴らせる。
お化け屋敷か…それもいいな…
あ、食べ物系も楽しそうかも。
やってみたいことが沢山出てくる中、ある１人の女子が「定番のメイド喫茶やらへん？」と声をあげた。
メ、メイド…？
考えてもいなかった案に少し驚く。
メイド喫茶の案にクラス中がザワザワと騒がしくなる。
するとどこからか「花音ちゃんがおるやん！」と話す声がし、教室が１度静かになった。
花「うちが…何？」
「花音ちゃんにな、メイド服着せたらお客さん沢山来てくれるんとちゃう？」
花「嫌や…」
「確かに！！看板娘の花音ちゃん！」
「じゃあメイド喫茶にしよ！女子はメイドか料理！男子は裏方頑張りや！！はい、決定！」
今までの案出しが無かったかの様に決まったメイド喫茶。
決まるの早かったなぁ…
女子はメイドか料理担当らしいので、私は料理にしようと決めた。
そして男子は流れるように裏方にされてしまっていた。
花音がメイドになることは決定しているらしく、女子何人かに囲まれ説得させられていた。
でも確かに、花音のメイド姿は絶対可愛いと思う…！
少しニヤニヤとしながら花音を見ていると不意に目が合ってしまった。
そして花音は悪い笑みを浮かべ囲んでいた女子をかき分け、此方に近づいてきた。
花「ねぇA？」
貴「ど、どうしたの？」
ぐいっと顔を近づける花音に少し身を引く。
花「もちろんAもメイドやるやんな？」
え…？
貴「い、いや「やるよね？」……はぃ」
花「絶対やってや…！約束！！」
そう約束を取り付け、花音は自分の席に戻って行く。
花音の圧力に負けてしまった…
断れなかったことを悔やみ呆然としていると、いつの間にか隣に座っていたゾムくんが笑った。
zm「Aさんメイド頑張りや？w」
貴「ゾムくん…」
私は明らかにからかっているゾムくんをじっと睨んだ。
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彼岸(プロフ) - 龍愛さん» コメントありがとうございます！この鮭は普通の食べれる鮭のほうです…！！ (2020年3月21日 21時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - 続編出てるのにこちらにコメさせていただきます！あのー鮭って歴戦王さん...？ (2020年3月21日 16時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - しおりんさん» 応援ありがとうございます！励みになります！また、ご指摘ありがとうございます。今後のお話では気を付けていきたいと思います！！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 彼岸さん» 面白かったです♪続きも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉこの小説大好きです!!! (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - ブッチじゃなくて、ブッパですよ。関西弁でサボる。 (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年10月12日 17時
