【wrwrd!】ヒロインの隣。【学パロ】

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sypside

kn「あーダメやわ、肉食ったらまた眠くなった。うん、寝るわ」

ut「俺も少し横になるわ」

コネシマさんと大先生がパラソルの下で横になり、目を閉じた。

ゾムさんと花音さん、そしてロボロさんは体を動かしたいとビーチボールを片手にまた海の方へ走って行った。

トントンさんとエミさん、Aさんは火の処理や片付けをしている。

あー…かき氷でも食べてこようかな。

少し甘いものが食べたくなったので自分の財布を手に取り、一応近場にいる人達に声をかける。

syp「かき氷買いに行くんすけど、食べたい人います？」

貴「あ、私も買いに行きたい」

俺の呼び掛けにAさんが反応し、自分の財布を取りに行こうとする。

syp「俺奢るんで、行きましょ」

貴「え？ちょ、ショッピくん！？」

Aさんに財布を取らせる前に、彼女の手をとり歩き出す。

tn「いってら〜」

em「あ！！ショッピくん！！」

俺らの後ろでエミさんが叫んでいたがスルー。

そして真っ直ぐかき氷を買いに歩いた。



貴「ありがとう…！ほんとにいいの？」

syp「いいんすよ？」

無事かき氷を買うことができ、メロン味をAさんに渡す。
俺はイチゴ味にし、２人で食べながらトントンさん達の元に戻る。

貴「やっぱりかき氷はいいね」

syp「そうっすね。あ、そっちのも少し食べていいっすか？」

貴「うん、いいよ。交換しよ」

お互いにかき氷を交換する。
そして１口口に入れた瞬間あることに気付いた。

あ、スプーンも交換しちゃってるやん。

普段から何も気にしていなかったために、ついスプーンも渡してしまい、普通に使ってしまった。

いわゆる間接キス。

ﾁﾗｯとAさんを見るが彼女は気付いていないらしい。

それはそれでしゃくやな。

ちょっと意地悪をしようとAさんに声をかける。

syp「Aさん気付いてません？」

貴「え？何がですか…？」

不思議そうに此方を見る彼女にそっとスプーンを見せる。

彼女は数秒スプーンを見つめ考えると、徐々に顔が赤くなった。

貴「ま、まさか…間接キ…「しちゃいましたね」…！」

面白いくらいに赤くなるAさん。
そして急いでイチゴ味のかき氷を俺に渡す。

俺もかき氷をAさんに返すと、彼女はゆっくりと自分のを食べ始めた。

あ、またスプーンごと交換したから…

syp「またしちゃいましたよ？」

貴「あ…！」

「やってしまった」と赤くなる彼女を見てつい笑ってしまった。



ホンマに…可愛らしい人やな

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