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Aside
７月
体育祭やエーミールさんのお家に泊まった６月が終わり、今は今学期最後の期末テスト１週間前。
来週に控える期末テストに向けて、放課後は花音と勉強することになった。
空がオレンジ色に染まった放課後。
私と花音しかいない教室はとても静かで、勉強するには快適な空間。
お互い集中して勉強しているため、シャーペンで文字を書く音だけが教室内に響いている。
しばらくして、花音がシャーペンを机に置いた。
ｸﾞｯと伸びをしてから「ふぅ」と小さく息を吐く。
私も一旦休憩しようと手を止めると、花音が口を開いた。
花「早く夏休みにならへんかなぁ…」
貴「テスト頑張れば夏休みだよ」
花「うわぁ…テスト嫌いやわぁ」
「うぅ…」と机に顔を伏せる花音
そんな花音を見つめ、ちょっとしたことを質問してみた。
貴「花音は夏休み何処か行くの？」
そう問いかけると勢いよく顔を上げた花音。
何故か目がキラキラと輝いていた。
貴「何か嬉しそうだね？」
花「聞いてや！あんな？夏休みにずっと気になってた先輩と花火大会行くことになってん！！」
貴「そうなの…！？良かった…ね」
嬉しそうに話す花音を見て、ふと頭によぎった生徒会の方々。
そういえば…花音のことが好きな人いたよね…
何とも言えない複雑な気持ちがぐるぐるとする。
すると、廊下から誰かが走る足音が聞こえた。
どんどん遠くなっていく足音。
誰か居たのかな…？
足音に反射的に反応してしまい、廊下を見つめる。
なんとなく…気になってしまった…
私は椅子から立ち上がり、花音に「ちょっとトイレに行ってくる…」と告げ教室を出た。
確か…此方に行ったはず…
少し早歩きで進み、曲がり角を曲がった。
しかし、曲がった瞬間誰かが座っていた。
そして微かに聞こえた鼻を啜る音。
貴「……シャオロンくん」
そう名前を呼べば、少し目が赤いシャオロンくんが此方を向いた。
そして私を見ると大きく目を見開くが、すぐにニッコリと笑顔を作った。
sha「Aさんやん、どうしたん？」
貴「もしかして…シャオロンくん、話聞いてました…？」
泣いていたってことはきっとそうなんだろうけど…
そっとシャオロンくんの隣に座ると、シャオロンくんは笑顔を消して、悲しい顔をした。
sha「そりゃあ…廊下まで声が響いてたからね」
「聞いちゃったよね…」と悲しく笑うシャオロンくん。
そんな彼を見て胸がズキズキと痛くなる…。
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彼岸(プロフ) - 椿さん» 関西弁に疎いので調べながら書いているのですが、かまへんも構わない・問題ないと言う意味になると書かれていました。また、かまわへんを崩した言い方がかまへんになるらしいので御本人様も崩した言い方をしている時がありましたのでそう書かせて頂きました…！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 今更すいません！28.のknさんのかまへん！って噛まないって意味になるのでかまわへん！では？ (2020年7月19日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - hasuki-さん» あのメンバーを意識しております…！ (2019年10月9日 6時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 夜遅くすみません...最後の5人見覚えがあるような(・∀・)ｼﾞｰ (2019年10月9日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ゾウさんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります！ (2019年9月19日 19時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年8月17日 18時
