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今にも強烈な一撃を食らわしそうなトロールの攻撃をよけやがらもハリーはトロールにしがみ続ける。
今がチャンス。これを逃せばハリーたちは無邪気なトロールによって見るも無惨な死に方をするだろう。それだけはごめんだ。
「何かやれ！」
「何を！」
ハリーがロンにせめてもの助け舟を出すがパニック状態のロンはあたふたと答えるだけだった。
Aはハーマイオニーを庇うように抱きしめ次の呪文を考える。
「何でもいい！早く！」
「ビューンヒョイよ！！」
「ロンならできるから！」
Aは呪文を考えることをやめた。ロンならやってくれると信じて。
「
運が良い、とは言いたくない。これはロンの実力の結果だとAは浮遊した棍棒を見て思った。
棍棒は真っ逆さまにトロールの脳天を直撃し、トロールはハリーを捕まえてた手を離し、気絶してしまった。
一先ずまだ生きていることに四人が安堵しているとそこへ音を聞きつけた教師陣がやってきた。
教師陣、特にマクゴナガルは女子トイレの悲惨な状況を見て思わず手で口を押えた。
そして最後に気絶したトロールに目をやり、四人へと視線を戻す。
「いったいあなた方はどういうおつもりなのですか」
その声は冷静であったが怒っていることは明白だ。情状酌量の余地もない。
トロールを見て悲鳴をあげてるクィレルとそれを宥めているスネイプを横目に見ながらもマクゴナガルの説教は止まらない。
「殺されなかっただけでも運が良かった。寮にいるべきあなた方が何故ここにいるのですか？」
Aが事情を話そうと口を開いた時、ハーマイオニーがそれをさえぎって声を出した。
「……私が悪いんです。マクゴナガル先生」
違う！と言おうとしたAをハーマイオニーが目で制止させる。マクゴナガルの視線がハーマイオニーに集中しながら、彼女は気にせず話し続けた。
「トロールを探しに来たんです。…本で読んだから倒せると思って。でもダメでした。ハリーとロンとAが来ていなかったら……今頃死んでました」
あのホグワーツ生の中でもトップクラスに優等生なハーマイオニーがそんなことは到底するとは思えないことなどマクゴナガルには分かりきっていた。
……分かりきった上で、彼女の思惑にのっかることにしたのだ。
何せマクゴナガルは、クィディッチと友情には弱い人間なのだから。
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うらら(プロフ) - プリンさん» 長らく更新しておらず大変申し訳ございません💦ぜひこれからも楽しんでいってくれると嬉しいです😉 (2024年3月31日 23時) (
レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにまってます！ (2024年1月30日 22時) (レス) @page41 id: 4e08d3dad4 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - うららさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！あのボードに返事送りました！そちらの方なのでうらら様のボードの方に送りましたのでボード返事待ってます！後、ハリポタ最高です！ (2024年1月5日 18時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - かえるかなさん» ありがとうございます！他の作品も見て頂けるとは！嬉しいです笑ハリポタ作品はお気に入りしてくれる方が思ったより多くてびっくりしました。これからも頑張ります！ (2023年9月14日 21時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
かえるかな - 初めまして！主様の作品いろいろ見させていただいております。どれも素敵なものでドキドキしています笑！これからも頑張って下さい！更新楽しみにしております！☺︎ (2023年9月14日 8時) (レス) @page12 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年9月9日 23時
