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どうしよう。
目の前にはトロールがいて、後ろには何も知らないハーマイオニー。逃げ道はトロールが塞いでいる、通ろうにも通れない。
トロールはこちらを不思議そうに見ながらゆっくりと近付いてくる。大丈夫。確か本では、刺激すればするほど凶暴に襲いかかってくると記されていた。
なるべく、刺激しないように、落ち着いて。
「ハーマイオニー。声は出さずに、しゃがんでいて。もしもの事があったら、低姿勢で壁際に逃げて」
その後は...私が何とかする。
死んでも。
Aはトロールを見る。トロールは好奇心に満ち溢れた目をしている。ただ単に頭が足りてないだけなのは分かっている。
しかし、怖いものは怖い。
「…A。そこに居る、のは？」
「それは＿＿＿「ハーマイオニー！！」」
ハーマイオニーの声に答えようとしたその時、女子トイレのドアが勢いよく開き、焦った様子のハリーとロンが出てきた。
それは別にいいとして...いや、良くない。全くもって良くない、とAはトロールの様子を見て表情を変えた。急な大きな声にトロールはパニックになり思うがままに持っている棍棒を振り上げ、トイレに向かって振り下ろした。
「きゃあ！！！」
幸い、低姿勢だった為棍棒がハーマイオニーの血で染めることは無かったが危うくだ。本当に危なかった。
ハーマイオニーと共に壁際に移動する。ダメだ。ここまで来たら穏便に行くはずもない。Aは杖ホルダーから杖を出し、杖先をトロールに向ける。
成功するかの保証はなくとも、ここでやらねば全員死ぬことは明らか。何もせずに野垂れ死ぬ気はAには無い。
ハーマイオニーの悲鳴からか、こちらへ歩みを進めるトロールにAは咄嗟に思いついた呪文を唱える。
「
Aの得意呪文の一つだ。しかしこれもそう長くは持たないだろう。なぜならまだ未熟のもの。せいぜいもって数秒ほど。
その間にハーマイオニーを扉の方へと誘導する。
しかしそこが運の尽きだった。
「危ない！！」
「え...」
ハリーの声でAは自分が逃げ遅れたと察する。先程よりトロールは興奮状態でもう何も手段がないことは一目瞭然だった。
その瞬間だった。
ハリーは勇敢とも無謀とも言える行動に出た。
トロールの首根っこにしがみついたのだ。
ハリーは手に持っていた杖を思い切りトロールの鼻の穴に突っ込む。
トロールは見事に痛みにもがいた。
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うらら(プロフ) - プリンさん» 長らく更新しておらず大変申し訳ございません💦ぜひこれからも楽しんでいってくれると嬉しいです😉 (2024年3月31日 23時) (
レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにまってます！ (2024年1月30日 22時) (レス) @page41 id: 4e08d3dad4 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - うららさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！あのボードに返事送りました！そちらの方なのでうらら様のボードの方に送りましたのでボード返事待ってます！後、ハリポタ最高です！ (2024年1月5日 18時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - かえるかなさん» ありがとうございます！他の作品も見て頂けるとは！嬉しいです笑ハリポタ作品はお気に入りしてくれる方が思ったより多くてびっくりしました。これからも頑張ります！ (2023年9月14日 21時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
かえるかな - 初めまして！主様の作品いろいろ見させていただいております。どれも素敵なものでドキドキしています笑！これからも頑張って下さい！更新楽しみにしております！☺︎ (2023年9月14日 8時) (レス) @page12 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年9月9日 23時
