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木曜日の午後三時半。
パーバティとラベンダーと共に飛行訓練の授業へと向かった。三人が着くと既にスリザリン生は全員とっくに到着しており、ドラコはAを見つけるや否や魔法薬学の時のスネイプのモノマネをして嘲笑っていた。
「感じ悪いったらありゃしない。行きましょ、A」
パーバティはAの手を引っ張り、グリフィンドール生用の箒の前に並ぶ。それと同時に飛行授業の先生であるマダム・フーチがキビキビとこちらに向かって歩いてきた。
「みんな箒のそばに立って。さあ、早く。右手を箒の上に突き出して」
皆が一斉に右手を突き出す。ここからだ。
「そして、『上がれ！』と言う」
「上がれ！」
Aはフレッドとジョージの事前指導の甲斐があったのか、一発で箒を上げることが出来た。
ハリーも一発で出来たのか、嬉しそうにAの方を見て顔を綻ばせた。
そこからもマダム・フーチは飛行の注意事項やら、手順やらを事細かく説明し、ついに実践の時が来た。
しかしここからがイレギュラーな事態が発生した。ネビルが箒の制御が出来ずに上へ上へと箒に動かれ、終いにはネビルが箒から真っ逆さまに落ちてしまった。
バキッという鈍い音の後、Aは恐る恐る目を開けるとネビルの手首が折れていた。
「手首が折れてるわ。さぁさぁネビル、大丈夫。立って」
シクシクと顔中に涙と鼻水を垂らして動くことが出来ないネビルの肩を持ちながらフーチは他の生徒に向かって鷹のように鋭い視線を向けた。
「この子を医務室に連れていきます。その間、動いてはなりませんよ。箒もそのままにして置くように。さもないと、クィディッチの『ク』の字を言う前にホグワーツから出ていってもらうことになりますからね」
フーチとネビルの姿が見えなくなると、すかさずドラコが大声で笑い出した。
「あいつの顔を見たか？あの大マヌケの」
「やめてよ、マルフォイ」
もう我慢の限界、と言うようにパーバティはスリザリン寮生に口出しをした。
「パーバティったら、まさかあなたが、チビデブの泣き虫小僧に気があるなんて知らなかったわ」
ドラコといつも一緒にいるスリザリン生である、パンジー・パーキンソンも一緒になってパーバティに反論した。
パーバティは怒りと恥ずかしさと、悲しさ等色んな気持ちが入り交じった真っ赤な顔をしながらパンジーを思いっきり睨み、しかしその瞳には涙が浮かんでいた。
私の友達を泣かすなんて本当、ありえない。
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うらら(プロフ) - プリンさん» 長らく更新しておらず大変申し訳ございません💦ぜひこれからも楽しんでいってくれると嬉しいです😉 (2024年3月31日 23時) (
レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにまってます！ (2024年1月30日 22時) (レス) @page41 id: 4e08d3dad4 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - うららさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！あのボードに返事送りました！そちらの方なのでうらら様のボードの方に送りましたのでボード返事待ってます！後、ハリポタ最高です！ (2024年1月5日 18時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - かえるかなさん» ありがとうございます！他の作品も見て頂けるとは！嬉しいです笑ハリポタ作品はお気に入りしてくれる方が思ったより多くてびっくりしました。これからも頑張ります！ (2023年9月14日 21時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
かえるかな - 初めまして！主様の作品いろいろ見させていただいております。どれも素敵なものでドキドキしています笑！これからも頑張って下さい！更新楽しみにしております！☺︎ (2023年9月14日 8時) (レス) @page12 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年9月9日 23時
