じゅうろく ページ17
翌日、いつも通りの時間に登校する。
そういえば、あれから大神先輩から返事が来てないんだよね...
既読は付いてたから見てはいるはずなんだけど...
階段を上り、イヤホンを外しながら歩く
なにやら私の教室が騒がしい...
出入口に1年生が集まっている。
男子の群れの隙間から顔を覗かせるとそこには
『は...なんで...UNDEAD揃ってんの...』
窓に寄りかかり眠そうに欠伸をする朔間零
面倒くさそうに顔を歪ませる羽風薫
私の椅子に座る大神晃牙
その横にまっすぐ綺麗な姿勢で立つ乙狩アドニス
『オールスターズ...
しかもこれ絶対.....私のこと待ってるじゃん...』
近くにいたクラスメイトが私に気付き、
UNDEADの元へ恐る恐る近付く。
「あ、あの...柊さん来ました.....！」
クラスメイトが私の方へ視線を向ける。
するとUNDEAD全員の視線がこちらへ向く。
『やば...』
本能的に足が動く。
やばいやばい。
なんでこんな関わろうとするかな！？
しかも、零さんまでいるし！？
あの人噂では日中来てないって聞いてたんだけど！？
「おい！こら！逃げるな！！」
そう叫ぶ大神先輩の声が聞こえる。
後ろを振り向くとものすごい速さで乙狩先輩が
追いかけてきてる。
いや、足はや！？陸上部って言うのは知ってたけどさ！？
早くない！？逃げ切れるわけないじゃん！！！
全速力で走るが、所詮女子。
あっという間に追いつかれ、担がれる私。
『あ、あの...逃げないので...この体制は...』
黒パン履いてるけど！！！
この体制はまずいって！！！！！
「すまない。少しの間、我慢してくれ。」
「くっそ、お前逃げるんじゃねーよ！」
『無理ですよ！！
逆に逃げる以外の選択肢あります！？』
「普通にあるだろ！！！！」
『ないですよ！！！だって...』
「あぁあ！女の子をそんな雑に扱っちゃダメだよ！」
後ろから薫さんの声がする。
「ふぁぁ...。我輩のこと置いてかないでおくれ〜
ただでさえ、朝で眠いんじゃ...」
少し遠いところで零さんの声もする。
おわった、これはおわった...。
いやけどバレないって！あの頃とだいぶ変わったし！！
乙狩先輩が私のことを下ろし、
「すまない。怪我はないか？」
『はい...大丈夫です...。』
「すまんな、嬢ちゃん、手洗い真似して.....」
『あ、いえ.....』
なるべく顔を下に向け見られないようにする
お願いだから、忘れていてくれ...。
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noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年5月20日 13時) (
レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´･ᴗ･`このお話を考えてくれてありがとうございます！これからの展開楽しみにしてます！ (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新楽しみです！ (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです！いつも読まていただいております(●´ω｀●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：旋菜 | 作成日時：2022年3月21日 0時
