じゅういち ページ12
翌朝、恐る恐る教室に入る。
明らかに今までに比べて、
人からの向けれらる視線の数が多い。
多いというか、なんか...全員見てる...。
少し体を縮こませながら自分の机に座る。
机の上には殴り書きのメモが置いてあった。
"登録しとけ。 大神"
大神先輩のLINEのIDが書かれてあった。
.....これ...登録したらしたで面倒なこと起きるし
しなかったらしなかったで、面倒なこと起きるし
どっちもどっちじゃん...。
いや...しなかったら絶対あの人探しに来る...。
お昼、お昼休みに登録しよう...。
メモをポケットにしまった。
先生が来るまでイベントの流れ再確認しよう...。
ノートを取り出して、イベントについて書かれてある
ページを探していると
「あ、あのー.....柊...さん...？」
『.......』
葵ひなたくんが話しかけてきた。
顔を上げて、葵ひなたくんの方を見る。
「えっとー...大神先輩からのメモ...見たかな...？」
『.....(頷く)』
「あ、よかった...。登録しておいてくれたか確認しとけって言われてて...さ！...あははは.....」
あ、なんかすごい気を使われてる...。
そりゃそうか...。
流石になんか巻き込んで申し訳ないし、ちゃんと話した方がいいよね...。
『なんか...巻き込んじゃって...ごめんね？』
「え！？あ！いや！大丈夫だよ！！」
『お昼休みに登録しとくから...もしも大神先輩に
何か言われたら、そう伝えておいて？』
「わ、わかった！！！.....あの...柊さんって...」
『ん？なに？』
「...えっと...その.....や、やっぱりなんでもない！」
『え？遠慮しなくても大丈夫だよ？』
「いやー...あの、な、なんでそんな...
1人でいるのかなーって...」
『あー.....』
正直に言えば、あまり人と関わりたくない。なんだけど
ちょっと流石に言えないし.....。
『自分から話すのが苦手で...あと人見知りなのと...
やっぱり、みんなアイドルだから...
仲良くなりすぎるのはダメかなって.....。』
「全然！！仲良くなろうよ！！！(？)」
『えっ、えっと...』
「あ、...だめ...かな？...」
人と濃く繋がっても、結局は離れていく。
そんな人間関係しか築いて来なかったから
ここでは、なるべく人と関わらずに
ひっそりと卒業する予定だったのに...。
だけどなんか...葵ひなたくんなら大丈夫な気がする...。
『こんな私で良ければ.....』
この時から少しずつ私の高校生活が変わっていった。
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noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年5月20日 13時) (
レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´･ᴗ･`このお話を考えてくれてありがとうございます！これからの展開楽しみにしてます！ (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新楽しみです！ (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです！いつも読まていただいております(●´ω｀●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：旋菜 | 作成日時：2022年3月21日 0時
