検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:3,273 hit

肆拾弐話【後編】 ページ45

?「夢を見ながら死ねるなんて幸せだね。」

ーーー

車掌「言われた通り切符を切って眠らせました...どうか早く私も眠らせてください、死んだ妻と娘に合わせてください...」カタカタ

車掌「お願いします、お願いします...」

??「いいとも、よくやってくれたね。..."お眠り、家族に会えるいい夢を。"」

車掌「っ?!」ドクン

バタッ

少女「あの、私たちは...」

??「もう少ししたら眠りが深くなる。それまで此処で待ってて。勘のいい鬼狩りは殺気や鬼の気配で目を覚ます時がある。近づいて縄を繋ぐ時も体に触らないよう気をつけること。俺は暫く先頭車両から動けない。準備が整うまで頑張ってね。"幸せな夢を見るために"」

少女達「「はい...」」

ー列車の上ー

?「どんなに強い鬼狩りだって関係ない。人間の原動力は心、精神だ。"精神の核"を破壊すればいいんだよ。そうすれば生きる屍だ。殺すのも簡単。」

?「人間の心なんて皆同じ。硝子細工みたいに脆くて弱いんだから」ニヤ

ー車内ー

ガタンガタン

伊之助「ぐうぅ...」

善逸「すぅ...すぅ...」

ー善逸の夢の中ー

善逸「こっちこっち!こっちの桃が美味しいから!白詰草も沢山咲いてる!」

雷葩「綺麗だね」ニコッ

善逸「...!!」ドキッ
善逸(雷葩ちゃんの方が綺麗だよなんて、ギザなこと言えたらな...)

雷葩「善逸くん?」

善逸「あ、いや!なんでもないよ!そんなことより!白詰草で花の輪っか作ってあげるよ!俺本当に上手いのできるんだ!」

雷葩「うん!僕にも作り方教えてくれる...?」

善逸「勿論っ!途中に川があるけど、浅いから大丈夫だよね?」

雷葩「川...善逸くん、どうしよう...僕泳げなくて...」シュン

善逸「俺がおんぶしてひとっ飛びだよ!川なんて!雷葩ちゃんのつま先も濡らさないよ!」

ーーー

善逸「うふふっ、うふふ...zzz」ニヤニヤ

伊之助「ぐぅ...ぐぅ...」

ー伊之助の夢の中ー

伊之助「探検隊!探検隊!俺たち洞窟探検隊!」

タッタッタ

?「親分!」

伊之助「どうした!子分その一、その二!」

ポン治郎「あっちからこの洞窟の主の匂いがしますポンポコ!」

チュウ逸「寝息も聞こえてきますぜチュー!」

伊之助「よし行くぞ!勝負だ!」

タッ

伊之助「着いてこい子分その三!おいコラ!」

ウサ子「...」ピコピコ

伊之助「こっち来い!ほら!ツヤツヤのどんぐりやるから!」

ウサ子「...!」

伊之助「行くぞ!」

ー現実ー

煉獄「zzz」スー...スー...

つづく。

肆拾参話【前編】→←肆拾弐話【前編】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:合作 , 鬼滅の刃 , オリキャラ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。