参拾壱話【後編】 ページ23
炭治郎「あ!?本当だ!思いっきりいた!気が付かなかった...」
炭治郎「伊之助!無事でよかった...!!ごめんな助けに行けなくて...!!」
伊之助「...」
伊之助「イ"イ"ヨ"、キ"ニ"シ"ナ"イ"デ"...」
炭治郎(声が..?!伊之助...か?!)
善逸「なんか喉潰れてるらしいよ」
炭治郎「えー?!」
善逸「詳しいことよくわかんないけど、首をこうガッとやられたらしくて、そんで最後自分で大声出したのが止めだったみたいで喉が偉いことに..」
炭治郎「自分で止め?」
善逸「落ち込んでんのかすごい丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな!」ウィッヒヒッ
炭治郎「なんで急にそんな気持ち悪い笑い方をするんだ?どうした?」
善逸 「?!」
伊之助「ゴ"メ"ン"ネ"、ヨ"ワ"ク"ッ"テ"」
炭治郎・善逸・雷葩「....」
炭治郎「頑張れ伊之助!落ち込むなんてらしくないぞ!」
善逸「お前はよくやったって!すげーよー!」
雷葩「そうだよ伊之助くん!」
炭治郎「生きててくれて、俺は嬉しいんだ!」
善逸「あ"あ"ぁ"あ"!俺朝の薬飲んだっけ?!飲んでるとこ見た?!誰かぁ?!見たァ?!誰かぁぁあ!みぃたぁぁあ?!」
ーーーー
善逸「グゥゥウ...ガァァァアzzzz」
炭治郎(善逸、伊之助...良かった...生きてて...)
ーーーー
ガラガラ
ピシャン
炭治郎「禰豆子これで大丈夫だ、この部屋は禰豆子が好きに使ってくれていいって。」
炭治郎「那田蜘蛛山ではだいぶ痛めつけられちゃったな...かなり痛い...正直、相当痛い...」
禰豆子「フー...」
炭治郎「禰豆子、山では俺を守ってくれて、ありがとう。禰豆子だけじゃなくて、鱗滝さんも、冨岡さんたちも、俺たちのために、命をかけていてくれたなんて...皆の世話になりっぱなしで...俺、もっと強くならなきゃ...今日だって、御館様に、禰豆子と俺の命、助けて貰ったようなものだからな。」
炭治郎「あの人の声...不思議な高揚感だったんだ。話を聞いていると、頭がふわふわした。どういう人なんだろう?」
禰豆子「..zzz」
炭治郎「そうか...お前、寝不足だもんな。」
炭治郎「痛いし、辛いけど...まだまだ頑張らなきゃ...!!だってさ、いつか兄ちゃんは大人になる。そして、爺ちゃんになって、死んじゃって、そしたら、鬼の禰豆子は一人ぼっちになっちゃう。それじゃあ寂しいよな。禰豆子。」
炭治郎「兄ちゃんが必ず、人間に戻してやるからな!」
つづく。
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時