参拾話【前編】 ページ20
実弥「お館様…失礼仕る」
ドンッ!
炭治郎「禰豆子!やめろぉっ!」
ズン
炭治郎「かっ(息ができない)」
橋「伊黒君。少し強すぎではないですか?」
小芭内「動こうとしているから抑えてるだけだが?」
しのぶ「竈門君、肺を圧迫された状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」
天元「血管が破裂!いいな響きが派手で!よし行け!破裂しろ!」
瑠維「そんなことしたら私が許さないよ?」睨み
行冥「可哀想に…なんと弱く哀れな子供。南無阿弥陀仏」
朱鳥「…」
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実弥「出て来い鬼ィィ!お前の大好きな人間の血だァ!」
ズズッ
禰豆子「フゥ…フゥ…フゥ…」
ボタボタ
しのぶ「竈門君!」
瑠維「炭治郎君!」
ブチブチ
炭治郎「禰豆子!」
禰豆子(人は…守り…助けるもの…傷つけない…絶対に傷つけない)
プイッ
お館様「どうしたのかな?」
女の子「鬼の女の子はそっぽ向きました。不死川様に三度刺されていましたが目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」
お館様「では、これで禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね」
実弥「!」
炭治郎「!」
瑠維「やった!よかったね炭治郎君!」
朱鳥「ちょっと焦ったね」
バッ
小芭内「何のつもりだ冨岡」
義勇「…」
お館様「炭治郎。それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう。証明しなければならない。これから。炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること、役に立てること」
炭治郎(なんだろくこの感じ。ふわふわする)
お館様「十二鬼月を倒しておいで。そうしたら皆に認められる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる」
炭治郎(声?この人の声のせいでふわふわするのか?不思議な高揚感だ!)
炭治郎「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!俺と禰豆子が必ず悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!」
お館様「今の炭治郎にはできないからまずは十二鬼月を一人倒そうね」
炭治郎「はい」カァァ
蜜璃(だめよ笑ったら)
瑠維(や、やばい…笑いそう…)
朱鳥(た、炭治郎…そ、それはw)
お館様「鬼殺隊の柱たちは当然抜きん出た才能がある。血を吐くような鍛錬を自らを叩き上げて死線をくぐり十二鬼月をも倒している」
お館様「だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ。炭治郎も口の利き方は気をつけるように」
炭治郎「は、はい」
お館様「それから実弥。小芭内。」
つづく
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時