拾弐話【後編】 ページ34
?「掛かって来い!」
炭治郎「ダメだ!もう掛かって行かない!」
?「もう1回頭突いてみろ!」
炭治郎「もうしない!」
?「やれ!ほら!」
炭治郎「君はちょっと座れ!大丈夫か?!」
?「おいでこっぱち。俺の名を教えてやる!嘴平伊之助だ!覚えとけ!」
炭治郎「どういう字を書くんだ!」
伊之助「字?!お、俺は読み書きが出来ねぇんだよ!名前は褌に書いてあるけど…」ピタッ
正一「止まった?」
炭治郎「ど、どうしたんだ!?」
バタッ!
善逸「うわぁぁ?!倒れたぁ!死んだ?死んだ?」
瑠維「泡吹いて倒れた...」
雷葩「だ、大丈夫かな?」
炭治郎「死んでない。脳震盪だ。俺が力一杯頭突きしたから…」
少女「お兄ちゃんは大丈夫なの?」
炭治郎「うん」
少女「すごーい!頭触っていい?」
炭治郎「はい」
善逸(えっ怖炭治郎どんだけ頭硬いんだ…猪は失神してるのに…)
少女「お兄ちゃんの頭硬ーい!」
炭治郎「そうかなぁ?」
【数分後】
伊之助「………」パチッ
伊之助「あぁぁぁあ!勝負!勝負!!」
善逸「ぎゃぁぁ!寝起きでこれだよ!1番苦手これ!」
雷葩「あぅ....善逸君...?///」ギュッ
瑠維「ちょっと!まだ中に死んだ人がいるんだから遊んでないで手伝ってよ?!」
善逸「ちょっと待ってよぉぉぉ?!今猪が起きて追いかけ回されたんだよぉぉぉ?!」
瑠維「知らん!それなら猪も手伝え!」
伊之助「はぁ?!断る!」
炭治郎「ん?どうした?って伊之助!起きたのか!ちょっと手伝ってくれないか?」
伊之助「はぁ?さっきも言っただろうが!やらねぇぜ!手伝わねぇぜ!」
炭治郎「そうか…傷が痛むから出来ないんだな?」
伊之助「…は?」
炭治郎「いや!無理しなくていい!限度は人それぞれだ!無理言ってすまなかったな!」
瑠維「炭治郎君…ズレてる」
伊之助「はぁぁ?!舐めるなよ!100人でも200人でも埋めてやらぁ!」
雷葩「…」
炭治郎「そうか…そうか」
【埋葬後】
鴉「山ヲ降リロ!山ヲ降リロ!」
ザッザッザ
伊之助「おい!どこ行くんだ!」
炭治郎「山を降りるんだ」
瑠維「聞いてなかったの?」
伊之助「まだ勝負は終わってねえぞ!」
炭治郎「疲れてるだろう?いいから降りるぞ?」
伊之助「はぁ?俺は疲れてねぇ!上等だぁ!」
少年「ありがとうございました!家までは自分たちで帰れます!」
炭治郎「気をつけて!」
鴉「カァァァ!ツイテコイ!コノ私二!カァァァ!」
つづく。
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年9月4日 21時