検索窓
今日:1,240 hit、昨日:2,034 hit、合計:451,555 hit

27 ページ29

昴さんとコナンくんによって
私を悩ませたあの変態おじさんは
住居侵入罪、現行犯で逮捕された。





警察からの事情聴取が終わり
3人でタクシーで帰路へ着いていた頃。






「あの...昴さん
 本当にありがとうございます」


助手席に座る昴さんに深々と頭を下げた。





「いえ、....彼から事情は一通り聞いていましたので。
 Aさんが無事で何よりです」







「コナンくんもありがとう」



「うん!」




隣に座るコナンくんは、可愛らしい笑顔で頷いた。





(.......そういえば私、あんな時間まで眠ってしまって...
赤井さんにお礼言えずじまいだ...)




「赤井さんっていつ帰ったんですか?」



そう問い掛ければ何故かコナンくんの肩が跳ねる。

一方昴さんは冷静に私の問い掛けに答えた。



「......彼なら、夕方頃に帰りましたよ
 外せない急用ができてしまったと言って。
 作戦に加担できなくて申し訳ないと言ってました」



「....そうですか、
 ....また会えるかな?...お礼言いたいし」




そう呟けば
車内に一瞬、静けさが走った。







「.....会えますよ、きっと」






私はそう言った昴さんの横顔を斜め後ろから眺めた。






(昴さんと赤井さん....なんかやっぱり似てるよな...)




赤井さん、


初めて会ったような気がしなかったな。



眠ってしまうまえ、なんか...



眠ってしまう前に感じた、なんとも言い表せないあの安心感。



だけれど彼といるとドキドキして


胸が高鳴って....






(................ん?)





二股




その漢字2文字が私の脳内に大きく浮かび上がった。



私はそれを消すようにブンブンと頭を横に振った。





「....どうしたの?Aねぇちゃん....?」





「っ!?...なんでもないよ!なんでも...!なんでもないったらなんでもない!」








昴さんという人がいながら赤井さんにときめいてしまったのが


仕方ない事だと気づくのは


まだまだ先のお話。

28→←26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (360 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1204人がお気に入り
設定タグ:沖矢昴 , 名探偵コナン , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

よんたん(プロフ) - 悠希さん» 有難うございます❤︎頑張れます🥹励みです🥹🍀 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - しまさん» 赤井しゃん...❤︎笑 有難うございます🥹 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - ダイアナさん» 嬉しい...有難うございます😭 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - アンさん» 頑張れます🍀ありがとうございます❤︎ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - さくら(ふぶきち)さん» ありがとうございます❤️ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よんたん | 作成日時:2023年5月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。