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眠り ページ32

豪さんが隣にいないだけで、少し不安だ。
そもそも、帰り道を1人で歩くのが嫌なのだ。
ああ、なんで今日に限って1人で……

「雨宮さん」
「二階堂くん……どうしたの?」

最近、二階堂くんに恐怖を感じている。
私を見る目が尋常じゃない。
普通の目ではない。

「そんなに怯えなくても。僕はあなたの友人ですから。近くを通っただけですよ」
「……聞きたいことがあるんだけどさ。もしかして二階堂くん、最近」

その刹那、腹部に鋭い痛み。
それが鳩尾の部分から広がっていた。
やっぱり……か。

「そんなに心配しないでくださいね」
「僕が責任もって、あなたを守りますから」
「あんな人より、僕があなたに相応しいんです」

''ずっと前から好きでした''
その言葉に恐怖を抱きながら、意識が私の元から離れていった。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:アンドロメダ | 作成日時:2019年9月11日 20時

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