佐野さんに色々してみたいしされてみたい【あなたの番です】 (ページ24)

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嫉妬されたページ24

最終回ネタバレあり
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「あ、よいちゃん！」
「手塚さん……」

驚いて後ずさると、もー、翔って呼んでよーと笑う手塚さん。

「嫌です」
「酷くない？どーやんもそう言ってくるんだけど」
「それで、用件は？」
「今度、一緒に鍋食べようかなぁと思ってさ！」
「まーた、鍋ですか……」

手塚さんの得意料理、鍋。
事件解決まで毎日毎日食べた。
もうしばらく鍋は無理だと思う。

「ね、良いでしょ？」
「いや……もう事件解決しましたし」

結局、黒島ちゃんが犯人だった。
それで解決。
出る幕もない。

「それがさ……また、脅迫状みたいなのが届いて。それで、車椅子がーーーーーー」
「A」
「豪さん……」
「あ、佐野さん」

手塚さんが今度一緒に鍋でもどうですか、と聞こうとしたら無言であたしの腕を引いた。
手塚さんには申し訳ないけど、次に誘ってください。

「……豪さん、ちょっと」
「ごめん……嫉妬した。手塚さんと仲良さそうに話してて……」
「……ごめんなさい」
「謝らなくていいよ。怒ってないから」

今日は寝れないかな、と思って部屋に入る。
抱きしめられ、キスされる。

「でも、嫉妬したから」

結果
嫉妬されるとずっとくっつかれます。
嫉妬させるのは程々に。