『暗殺教室』殺せんせーのもう一人の弟子

ターゲット15　隙 ページ16

寺坂「タコの頭上を見てみろ。」




殺せんせーとイトナが戦っている頭上を見ると………………………





全員「あっ！！」





原さんが木にぶら下がっていた。そうか、殺せんせーが生徒を助け上げた場所で戦っていて、原さんは重いから今にも落ちそうになっている。殺せんせーは生徒の安全を気にしていて、イトナとの戦闘に集中出来なく力を発揮できないのか。まてよ、もし少しの隙でもできたら殺せんせーは原さんを助けて、力を発揮できるかもしれない。イトナの触手が殺せんせーと同じであればだけど。





自分「業、何か作戦とかある？」




赤羽「あるよ。」





自分「なら私がイトナの隙を作るから、その後に合図をするから実行してくれないかな。」





赤羽「わかった、でもどうやってイトナの隙を作るのかな。あの激しい戦闘の中にどうやって、俺には無理だと思うけど。」





自分「まぁ、見ていればわかるよ。」




私は装着していた対先生ナイフを両手に持った。そして殺し屋のスイッチに切り替えた。気配を完全に消して、岩から飛び降りると同時にイトナを狙った。素早く飛び、イトナの頭上から対先生ナイフを使いイトナの触手を切り落とした。





イトナ「！！」






シロ「何！！」




切り落とした触手はビチビチと音をたてていた。イトナは着地した私に向かって残っていた触手を向けた。私はそれよりも速く、銃をイトナに向けた。





イトナ「っ………………」





自分「動くな、少しでも動いたら射つよ。」


イトナの後ろを見ると、殺せんせーはいなくなっていた。原さんを助けに行ったのだろう。



私は銃を真上に挙げて引き金を引いた。作戦開始の合図をした。

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