【約ネバ】演技の上手な女の子 (ページ3)

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2話ページ3

部屋を出れば色んな部屋から出てくる子供たち。

イベット｢おはよー！｣

ハンス｢おはよう｣

トム｢ふぁ～｣

貴『おはよう！イベット、ハンス、トム！
マーニャ！クリスティ！エマも！フィル抱っこしてるなら走らないのー！』

どたどた走る3人を注意する。

エマ｢おはよう、ドン、コニー、リトルバーニーも！｣

ドン､コニー｢｢おはようエマ｣｣

気づけば私とエマ、あと2人は最年長。

貴『もうエマったらー！おはよう！ドン、コニー！リトルバーニー！』

コニー｢おはようA！｣

ドン｢おはよう！相変わらず大変だな！｣

リトルバーニーという兎のぬいぐるみを抱っこするコニーとドンに挨拶すれば返ってくる。

貴『もうホント！でもエマらしいよね！
2人は走らずに来てね！』

そう言って私はエマ達を追いかける。

と言っても私は走ってないよ！

エマ｢よし間に合った！｣

貴『間に合ったじゃないの！何回言えばわかるのエマ！』

走ってたエマにゲンコツする。

現在(いま)私達は39人兄弟。

エマ｢わっ｣

ドンっとエマを誰かが押す。

エマが振り向けば、にたぁーっと笑うトーマとラニオン。

トーマ｢鬼さんこちら♪｣

ラニオン｢手の鳴る方へー♬｣

ケタケタと笑いながらエマにそう言う2人。

貴『追いかけっこはもう……』

エマ｢お前達…｣

さすがにエマも止めるよね……？

フッフフ…と言うエマの後ろで少し心配するフィル。

エマ｢食ってやる──ッ!!｣

トーマ､ラニオン｢｢キャハハハハ！｣｣

だよね～ッ!!

バッと手を挙げ鬼の真似をし2人を追いかけるエマ。

その後ろでフィルも、エマの真似をする。

ギルダ｢やってるやってる｣

貴『楽しいのは良いけど…もうすぐご飯なんだけど…あっ♪ギルダ、私を心配するフリして♪』

どうしても兄弟が言う事を聞かない時にする事だ。

貴『ﾋｯｸﾞ……ｸﾞｽｯ……！どうしてッ……私の言う事ッ……ｽﾞｯ…聞いてくれないの……ﾋｸｯ…』

ギルダ｢A……泣かないで…｣

泣く私に戸惑うエマ、トーマ、ラニオン、フィル。

それと、他の周りの子も心配し始める。

ドン｢オイ！エマ！謝れよ！｣

エマ｢えー！私だけ!?｣

フィル｢ごめんねA…これからはちゃんと聞く…｣

しっかり謝ってくれるフィルはホントいい子