第47話 - Osamu side - ページ49
ｰ 治side ｰ
A「治くんは優しいね」
治「ほーか？」
A「転校してきたあの日から治くんはずっと優しいよ」
今考えるとほんま不思議や。
初めましての女子を助けたるなんて俺らしくもなかった。今やって、こうして慰めたり一緒に居ったりするのも無かったもんな。
治「それは.........Aちゃんにだけかもなあ」
A「そっ、そう、なんだ...」
治「...」
A「.........あ！！」
治｢なんや｣
A「宮くんのバレー！見れたら見るって言ったのに！！もう始まっちゃってるかな...」
治「......ほんなら行こか？Aちゃんも元気なったみたいやし」
A「うん、戻ろ」
泣かれた時、ほんまに焦った。俺のせいで泣かせたんやって。Aちゃんにはしんどそうな顔して欲しくないから、元気になってもらわなってそう思ったんや。
A「...治くん」
治「なん？」
A「...ほんとありがとう」
治「大したことしとらんよ」
A｢そんなことない。治くんのおかげで気分が軽くなったから...ほんとにほんとにありがとう｣
そう言って笑ってくれたAちゃん。
その笑顔を見て思った。俺の中では気になる子やって思っとったけど、こりゃちゃうな。
治｢(Aちゃんは気になる子やなくて...)｣
A｢治くん、教室寄っていい？｣
治｢あ、おん、ええよ｣
――――――――――――――――――――
A「んー.....あった。これ、使って」
治「え」
A「治くんのタオル私使っちゃったし...これ返すとか申し訳なさすぎるし...。このタオルなら女子から借りたとか思われないと思う！」
治「...」
A「...もっと可愛いの持ってろよって思った？ごめんね」
治「いや......Aちゃん青好きなん」
A「青は1番好き」
治「ほーん...」
A「遠慮せずに使ってね」
治「...ありがとお」
あかん。これはあかん気がする。好きな子のタオル使うとか俺やばないか？捕まったりせん？？
治「...」 ふわっ
あー...むっちゃAちゃんの匂い...しんど。
これやっぱやばない？誰か助けてくれ。
治「...あかん」
A「...何があかんの？」
治「......はぁ」
A「え」
治「俺の問題やから気にせんでええの」
A「？わかった...」
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます！ (2020年9月22日 22時) (
レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉智 | 作成日時：2020年8月17日 22時
