第42話 ページ44
いろいろあってクラスマッチ当日
菜々美「Aちゃん？」
A「...」
湊月「顔死んどるよ」
瑠衣「息しとらんとちゃう」
A「...お腹痛い」
湊月「そない緊張せんでも大丈夫や〜」
菜々美「うちらも居るんやから安心せえ」
A「私には無理だ...」
瑠衣「ほんっと注目されるん駄目なんやなあ」
A｢視線ほど怖いものは無いよ...｣
こんなこと考えてる場合じゃない。治くんと角名くんの試合を見届けねば...
角名「治！」
治「ほっ」
｢｢おさむくんナイスキー！｣｣
菜々美「おーさすがやな」
湊月「利き手やなくても上手やね〜」
治「よっしゃ！」にっ！
A「...かっこいい」ボソッ
やばっ、心の声が...！！いや誰も聞いてなかったはず...声援とかでうるさかったし.....うんうん。
瑠衣「...」
――――――――――――――――――――
菜々美「瑠衣、ちゃんと連れてきてな」
瑠衣「任せてや」
A「吐きそう...」
瑠衣「プレッシャーに弱すぎや。よしよし」
ぽんぽん
A「はぁ...」
治「あ！おったー！」
瑠衣「ん？」
治「Aちゃん！」
A「治くん...お疲れさま」
治「ありがとお！」
瑠衣「倫太郎、おつかれ」
角名「ありがと」
治「死にそうな顔してんなあ」
A「あはは.....」
治「...俺のプレーじゃ駄目やったか」
A｢そんなこと無かったんだけど...｣
治｢...｣
A「(恐怖心が抜けなくて、手が震えてる。こんなの見られたら恥ずかしい...)」
治「Aちゃん」
ギュッ
A「！」
治くんの大きくて綺麗な手に包まれる小さな私の手。
冷えきってた手がどんどん暖かくなって、恐怖心とかも不思議と落ち着いてくる。
治「大丈夫や、怖いことなんかなんもない。俺はちゃんとわかっとるから」
A「...」
治「AちゃんはAちゃんやよ」
そう言って優しく笑いかけてくれる目の前の彼。
どうしてこんなに優しいのだろうか。
A「...ありがとう、治くん」
治「大量得点取ってきたらええ！」
A「ふふw」
角名「...」
瑠衣「...あの2人お似合いやんな」
角名「まあ、確かにいい感じではあるよね。治、気になってるらしいし.....絶対好きだと思うんだけど」
瑠衣｢Aちゃんも気になっとる言うとったわ｣
角名｢だろうね｣
瑠衣「......よし、1つ仕掛けてやろかな」
角名「は？」
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます！ (2020年9月22日 22時) (
レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉智 | 作成日時：2020年8月17日 22時
