あの日の事を── ページ29
左「中入れろや」
「…えぇ」
恋「さまときも一緒か！」
蝶「でも、もう疲れたわ」
この2人の精神力は凄い
さっきまであんな目にあっていたのにケロッとしている
本人たち曰く「泣いたらスッキリした」らしい
逞しすぎて心配だ
「左馬刻、悪いんだけどそこに座っていてもらえる？」
鮫島はベランダの窓を割って侵入したようでベランダにはガラスが割れている
そのガラスを片付けながら私は左馬刻に声を掛けた
左「…おー」
「恋牙、蝶羽もう寝ましょうか」
片付け終わるとぼんやりとしている恋牙と蝶羽の頭を撫でた
恋「んー」
蝶「…」
恋牙は眠そうに目を擦り蝶羽は立ったまま寝かけている
双子を寝室に連れて行くとあっさりと眠った
「おやすみ愛しの我が子達」
左「ガキ共は寝たんか」
恐らく寝室であろう場所からAが出てきた
「えぇ、さてどうして中まで入ったのかしら」
左「てめぇに聞きてぇ事がある」
そういった途端Aの顔は明らかに曇った
「…そう」
左「銃兎に調べさせた
恋牙と蝶羽は俺とお前の子供だろ」
「そうよ」
真っ直ぐ、静かな声でAは言った
左「…浮気はしてねぇんだな？」
「してないわ、する訳ないじゃない。
私、そこまで友好関係広くないわ」
そういえばそうだったな。
半分は俺達の所為だが
左「じゃあ、なんで俺様の前から消えた」
「……はぁ。
分かったわ、ここまできてしまったんだもの全部話すわ」
「…と、その前に質問に答えて」
左「あ？」
「あの子達について疑問に思ったことは無いの？」
左「あるに決まってんだろ
俺はゴムは付けてた、ンでガキは出来るはずねぇ、だから浮気を疑ったんだ」
「…はぁ、キミは馬鹿ね」
今それは関係ねぇだろうが、と思ったがAはそれを無視しため息をついた
「キミが偉く酔っ払って私の家に来た日あったじゃない？……その日よ」
左「…あ、」
そういや、あの日は会合で飲まされた俺はひどく酔っていた
その後Aを抱いたが…2度目以降の記憶がねぇ
左「……悪かった」
思い出し頭が痛くなった俺は頭を抱えた
「それで1つ目の疑問は解決ね
じゃあ、その後から話すわ」
あの日の事を────
ポツリポツリと話し出した
俺が知らねぇAの話を
．
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卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» そうですか！ありがとうございます！楽しみにしていますね！ (2020年12月25日 18時) (
レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ありがとうございます！見せるのは良いですよ！ (2020年12月25日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» はい！構いませんよ！羅霧さんが良ければ完成致しましたら見せてくれませんか？ (2020年12月24日 21時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ネットにはあげないですが、おうちでスイさんの書いた、小説を漫画で描いてみていいですか？ (2020年12月24日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！とても励みになります！ (2020年12月23日 22時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2019年4月25日 22時
