付き合え ページ49
恋「蝶羽よーい、どん！」
蝶「あ！ひきょうよ！」
「…卑怯とかの問題じゃないでしょう！？貴方達走って先に行かないで！」
駅に着いた途端走り出した小さな背中を追い掛ける、が人が多すぎて思うように進めず双子達はみるみる遠くに行ってしまう
「恋牙！蝶羽！止まりなさい！」
ピタッと止まった2人は声が聞こえたのかと思ったが違った
2人の前には左馬刻がいたのだ
恋・蝶「「へんたいだ／わ」」
左「あぁ゛？俺様は変態じゃねぇよ」
恋「へんたいだろ？」
蝶「間違いなくへんたいよ」
頷き合う2人を見て左馬刻は煙草の煙を苛立たしげに吐き出した
「コラ！恋牙！蝶羽！」
ｺﾞﾂ!!
恋「ゔっ…」
蝶「い゛っ…」
頭に拳骨を落とす
「いつも言っているでしょう！勝手に走って行かないでって！また言う事聞かないで居なくなって」
恋・蝶「ごめんなさい」
珍しく素直に謝るのは小銭入れがよっぽど欲しいからだろう
「…よしっ、ちゃんと謝れて偉いわね！」
今度は優しく頭を撫でた
2人は猫のように擦り寄って気持ち良さそうに笑った
「左馬刻、待たせてごめんなさい」
左「…別に構わねぇよ」
「ほら、2人とも？彼が私が落とした小銭入れを拾ってくれたのよ
お礼を言って？」
恋「へんたいありがとー！」
蝶「ありがとうへんたい！」
左「俺様は変態じゃねぇって言ってんだろ！！」
「…恋牙、蝶羽、彼は碧棺左馬刻
自己紹介して？」
見かねた私が自己紹介をする様に絆す
恋「神楽恋牙！3歳！
俺が双子の兄！」
蝶「神楽蝶羽、3歳！
私が双子の姉よ」
左「…？」
言い張る2人に目を丸くする左馬刻は何か言いたげに私を見た
「二人共自分が兄、姉だと思ってるのよ」
左「…なるほどな」
「さて、小銭入れ貰ってもいいかしら？」
左「それは俺様に付き合ってからだ」
「は、」
間抜けな顔であろう私を見て左馬刻は鼻で笑うと着いて来いと私達の前を歩き出した
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卯月@スイ(プロフ) - つんさん» そういったコメントは今まで頂いたことがなかったので嬉しいです！ここまで読んでいただきありがとうございます！ (2020年10月23日 22時) (
レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
つん - 今では珍しくなった セリフの前に誰の発言なのか分かるようそれそれの名前をつける作品で、誤字脱字もなく分もしっかりしているので、とてもスラスラと内容が理解でき読みやすかったです。名前が有るか無いかだけで読みやすさは変わるので、最高でした！ (2020年10月19日 20時) (レス) id: 6f2ea70414 (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 朋輩さん» ありがとうございます！コメントを頂けるだけでとても嬉しいです！これからも頑張ります！ (2019年4月9日 21時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
朋輩(プロフ) - 関連1位おめでとうございます！気の利いたコメントは出来ませんが陰ながら応援してます！！更新楽しみに待ってます^^* (2019年4月9日 21時) (レス) id: 2c86d3d2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2019年4月4日 21時
