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4話 ページ4

ガラガラガラ

なれない教室のドアを開ける。

シーンとした空気だ。

うわ…まだみんな慣れてないからなぁ。

席に行くのに無駄に緊張する。

早く秀太来ないかな。


なんて思う。


あぁ…ずっと一緒にいたから秀太に依存しすぎてるかな?

いつも困ったことがあると助けてくれるのはやっぱり秀太。


でも…彼氏欲しいなんて密かに思ってる。


ガラガラガラ

はっ、とドアの音と同時に振り向くと…


秀太と顔の整ったイケメン君がいた。

仲いいの?

あのイケメン君と…。



秀太はまた奇跡的に斜め後ろ。

そしてイケメンくんはドアがわ。


『え?やば。あの子イケメンすぎじゃね?私の目の前。』


とドア側の女子達が騒ぎ出す。

あそこら辺と仲良くできる気がしない。

実は人見知りな私は中々人と馴染むのが遅いのだ。


貴方「ねぇ、しゅうた。あの子…友達?」

小声でいう。


秀太の隣の女の子は内気な子なのかずっと下を向いている。

末吉「おう、ダンスの一昨年1位になったやつ。あいつはな中々のモテ男だぞ!」

なんて笑う秀太。


貴方「へー。かっこいいね」

マジマジとその人を見つめる。

末吉「ん?もしかして惚れた?座ってるだけで?」
と顔を覗かしていうしゅうた。


貴方「べ、べつに。見とれちゃうでしょ。あの顔は」

末吉「結局この世は顔か…」
なんてしゅんとする秀太。

貴方「…なんかごめん。」

そのままキーンコーンカーンコーン

ガラガラガラ

と思い切り開くドア。


雑だなこの先生。


担任「はい、みんなおっはよー。」

みんな「おはようございます……」

担任「おーいどうしたぁー?もういっちょおっはよーございまーす!!」


みんな「おはようございます。」


何この担任。

いきなりのハイテンションについていけない。


担任「はい、じゃー早速出席確認!與真司郎!」

あの子與真司郎っていうんだ。



ほほー…


頬杖つく横顔が美しい。

うん。なんとも美しいんだ。

やっぱ見とれていると……

つんつんと背中をつつかれる。


ん?と振り向くと

秀太が必死に担任を指さしている。



ん?と担任を見ると……


担任「おい、どうした?笹井」


とめちゃみんなの視線を感じた。


あ、やぺ!

貴方「はいっ、!」

初っ端からやらかした。
フゥ。とひとまず深呼吸。


與くん…私を見て笑ってる?!?!


やばいって……。


あの笑顔…爽やかすぎ。

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かっぱ - ちょっといじめる女たちが欲しいです (2019年3月26日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
ぷるる(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2019年3月26日 8時) (レス) id: 4dbbca6db1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - あたすえストーリーたのしみです!頑張って下さい! (2019年3月25日 13時) (レス) id: 046adbe11a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷるる | 作成日時:2019年3月24日 17時

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