10話 利用できる人間 ページ12
Aside
『え、嫌ですよ。聞いてあげる義理ないんで、』
この言葉で固まる国見くん。
素直に私がいいよって返事すると思ったのか、生ぬるいぞ
夢『あ、別に桃ちゃんが嫌いって訳じゃないよ？ついこの間桃ちゃんと仲良くしないっていう取引に乗っちゃってさ〜』
軽ーく断った経緯を説明する。
国見「え、誰ですか？そんなこと言った人…」
夢『内緒だよ、だって取引なんだよもん。でも国見くんも私と取引するってんなら教えてあげてもいーよ？』
国見「……内容によります。」
ふふやっぱりっていうか、桃ちゃんのことになるとみんな必死になるね、笑
あ、今性格悪いって思った？
私は今も昔も利用できるものは利用するのがモットー！
自分の利益になるものはだーい好き！！
夢『…私、そんなに性格悪いかな〜』
国見「、後輩に取引持ちかけて来てる時点でどうかとは思いますけど。」
…小声で言ったのに、
え、でもさ？誰しもちょっとはこういう所あると思うんだけど！
国見「で、条件、俺に求める見返りって何ですか？」
夢『ん〜、まだないからな、なんかしてほしいことが出来たときに頼むわ。』
簡単に言うと利用できる人間が欲しいかったんだよね、国見くんいつか役に立ちそう。
だからね。国見くんや及川先輩、それに桃ちゃんだって…使えなくちゃ私、関係切るよ？
使えない人間なんてただの汚物の詰まった皮袋と同じ、汚くて回りを汚すだけ。
私の周りには使える
国見「…安楽岡先輩。もったいぶってないでさっさと誰か教えてください、俺がその人に交渉してくるので…」
ノリノリの国見くん。
その人が及川先輩って知ったらどう思うのか、ちょっと興味が湧いてくる…
夢『私とね、桃ちゃんに近づかないっていう取引をした人はー、及川先輩っ！』
続けて『あの先輩が桃に近づかないでって釘を刺してきたの』と言うと、案の定驚く国見くん。
まさか同じバレー部の先輩、主将が取引してたなんて思うまい
国見「…なんで、」
理由が気になったのか、私に説明を求めてくる。
夢『んー多分国見くんと同じ理由だと思うよ？桃ちゃんが好きだから〜っていう理由。』
国見「は、いつ俺が桃先輩のこと好きって」
赤くなる国見くん
え、まさかの自覚なしだった…？
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あお - こうゆう感じのヒロインちゃん好きです！w面白かったんで次の投稿待ってます！ (2022年12月17日 21時) (
レス) @page1 id: c241688681 (このIDを非表示/違反報告)
ななサマ - ドロドロ系新鮮で推せる。投稿待ってまーす！！ (2022年10月10日 23時) (レス) @page20 id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - やべー。ヒロインちゃんと名前似てるwwwww後から夢主ちゃんが好かれるタイプの小説大好きだわ (2022年10月9日 15時) (レス) @page2 id: 11775f8b13 (このIDを非表示/違反報告)
URAN - 及川さんが真前でキスしとるんやったら連写するわ。あと主様よこの小説面白すぎんか私大好きです！！これからも頑張ってください。 (2022年9月26日 4時) (レス) @page20 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
ニコリ - とっても面白くて、続きがたのしみです。 更新を楽しみに待ってます。 (2022年9月6日 22時) (レス) @page15 id: 84fc6c592a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ううさん x他2人 | 作成日時：2022年8月22日 23時
