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姦姦蛇螺 1 ページ8

あの変な村から脱出した後、俺らはバスに乗って無事林間学校宿舎に来ることが出来た。

…あの夢は一体何だったんだろうか?

少女にどこか知人の雰囲気を感じていたが、途中で太宰に呼ばれたため、荷物を持って渋々入舎した。

女子と男子で部屋は分かれているため、藤乃と会えるのは食事と授業の時くらいだ。

太「えっと…最初は数学、次は国語だね」

中「んで、終わったら飯か」

太宰と時間割り表を見ながら話していると、突如後方から騒音が鳴り響いた。

慌てて振り向くとガラの悪い男子生徒3人が周囲の生徒にいびり散らしながらこちらに向かって来るのが見えた。

太「おやおや」

中「アイツら有名な管つきの不良じゃねェか。…対して強かねェだろうけどな」

太「君ゴリラだもんねー、あんな細マッチョの不良なんて一捻りだもんねー」←

中「燃すぞ空飛ぶ青魚」←

茶々を入れた太宰に対してドスの効いた声で反論した後、俺たちは授業に向かった。


筆記用具を準備していると肩を叩かれた。見上げると藤乃が筆記用具を抱えて微笑んでいた。

「あのう、隣、良いですか?」

中「おう、良いぜ。座れよ」

藤乃ははにかむと隣に座った。普段下ろしている長い髪をポニーテールに結い上げているのが新鮮で、俺にしたらちょっと嬉しい。

彼女が座ったと同時に教科担任が入って来て授業が始まった。

☆ ☆ ☆

二時間目が終わり、夕食を取るために食堂に向かう。
準備された夕飯を食べていると、肉じゃがを飲み込んだ太宰が口を開いた。

太「あ、ねぇ中也。ここの宿舎の裏にある森ってさ、曰く付きらしいよ?」

中「アホらし。お前いっつもそういう情報、どこで仕入れてくるんだよ…」

俺はそう言って漬物の白菜を口に放り込んだ。

太「三年の先輩の乱歩さん。なんかねぇ、立ち入り禁止の場所があるとか、怪しげなカルト教団の洗脳施設があるとか何とか…まぁ、そんなもん」

中「適当だなオイ」←

ツッコミを入れた後、熱い茶を飲んだ。藤乃はとっくの昔に食べ終えていたらしく、嬉しげにデザートのプリンを食べていた。

太「ま、曰く付きの心霊スポット、みたいなものだろうさ。近づかないことに越したことはないね」

太宰はそう言って味噌汁を飲み干した。









不良「……」

その噂を聞いているものが居るとは知らずに。

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大阪 - リクエストで、学校七不思議か、てけてけお願いします! (2019年4月10日 16時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
文学少女(プロフ) - はい。一応文スト、という世界線なので、名も少し変化するかと判断して感じを変えました。それとリクエストありがとうございます!調べた後、書かせていただきます! (2019年4月10日 0時) (レス) id: 2d20336b29 (このIDを非表示/違反報告)
秦弓月(プロフ) - 安倍晴明の漢字が違うのは検索避けですか? また、リクエストで「22時48分の足音」と「のどがみさま」をお願いします。 (2019年4月9日 23時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - 続編だ!応援してます!この作品大好きです! (2019年2月17日 19時) (レス) id: aea70470cb (このIDを非表示/違反報告)
新羅 - 続編おめでとうございます!楽しんで読ませてもらっています! (2019年2月16日 11時) (レス) id: 86749cca2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文学少女 | 作成日時:2019年2月3日 15時

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