及川徹の妹は正真正銘の天才である。3【HQ】

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合宿遠征2日目。








影「ﾁｯ」









日「!」









相変わらず烏野は噛み合わずに居た。


















『あ、これどーぞ』










赤「どうも。…気になりますか」









今日はローテで梟谷のマネだ。









マネージャーも色々な学校のマネをすることで学んでいこうという趣旨らしい。









『まあ、はい』









梟谷のセッター赤葦京治。2年なのに3年生の貫禄がある。









赤「…あの1年は。ほら金髪の」









『月島ですか』









赤「昨日自主練の時少し黒尾さんたちが余計なこと言ったみたいで…」









？話が見えない。月島って昨日自主練やらないって言ってなかったっけ？









『月島が自主練したんですか』










赤「木兎さんと黒尾さんが引き込んだって感じですけど」










『あー笑』










なんとなく察した。恐らく黒尾さんが煽ったんだろう。(正解)










赤「それで、＿＿」










赤葦さんの話はまとめるとこうだった。




・黒尾さんが月島を煽って木兎さんのブロックにつかせた。

・木兎さんが月島のブロックを弱いと言った。

・黒尾さんが日向と比較して煽ると月島は笑って肯定した。









赤「多分、地雷踏んだと思う。特に最後の…」









私も薄々気づいてた。月島は日向にどこか引け目を感じてる。









そして理由は…、









烏野の小さな巨人が出た試合。









兄に借りてDVDを観た後もその世代の烏野の映像、試合を観れるだけ観た。









『あれ、』









一瞬だけ、画面に映った顔。レギュラーではなかった。


















『(あれは多分月島のお兄さんだ)』










つまり月島の兄は"小さな巨人"の同期。










お兄さんが今の月島の行動に関わってるのは間違いないと思う。




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