Lovely Xmas ♡ ２【 JW赤×緑 】

｢ ア イ シ テ ル ｣ ページ1

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「おはよう、」



楽屋に入ると、あちらこちらから聞こえてくる挨拶。
けど俺には、一際愛おしく聞こえる声がある。



「おはよう、しげ」




そうそう、朝はこれでなくっちゃ。
君の声を聞いてから始まる１日は、君がいない１日とは全然違う。まるで、世界に魔法がかかったかのように、何もかもがキラキラして見える。


おはよう、たった一言、されど一言。こんな言葉ひとつでこんなにも舞い上がれてしまう俺のことを引くなりなんなり、好きにしてくれ。俺はこの子に好かれていればそれで十分やから。



あ、そういえば、神ちゃん昨日髪色変えたんやったよな。ペットたちに どう？って聞いてたの、俺、知ってる。

けどこんなの気づくの俺じゃない。俺のキャラじゃない。


変に思われて、警戒されるのが、いちばんアカン。これからの、幸せな幸せな未来のために。





嫌やな、君のことは、なんでも俺が1番やのに。





桃「あれ、神ちゃん、髪色変えた？」
「え、わかる？ちょっとだけ変えてん！すごいなのんちゃん！」
桃「神ちゃんのことはずっと見てるからな、なんでもお見通しやで！」
「んは、なんやそれ(笑)」




…アホちゃう、何言うてんねん。
神ちゃんのことをなんでもお見通しなのは、俺だけやし。じゃあお前は、神ちゃんの今日起きた時間、知ってんのか？





昨日帰ってきた時間、昨日のご飯、昨日の夜してたこと、ペットに話しかけた言葉、昨日の独り言、昨日の、昨日の_____







青「、しげって！なぁ、聞いてんの？」
「へ、え、なに」
青「変な奴、ずっと話しかけてたねんけど。」
「アァ、ごめんごめん」






神ちゃんの声以外、すぐ気づくことが出来ひん。きっとこれは、重症だってこと、随分前から気づいてる。








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