廃人集会 ページ31
至さんからメッセという名の呼び出しをくらった俺は、現在至さんの部屋でゲームに付き合わされています。
｢っしゃあ！｣
片手にコントローラーを握り、ガッツポーズを決めるエリートサラリーマン。
いや、今はネトゲ廃人と言うべきか。
｢つかこんなマイナーなゲームも知ってるとかA最高すぎ｣
そう言って頭を強引に撫でられる。
ちなみに今俺達がやっているのはこの世界じゃそれなりに知名度の低いゲームらしい。
(俺の世界じゃ昔から人気あるんだよなぁ……)
とは口が裂けても言えないけど。
さっきから異常なスピードで単騎突入しまくっている｢たるち｣こと至さんの技術は凄まじいもので、もはや俺の必要性皆無である。
これマルチ必須クエだったよね！？
｢というか、改めて至さんてソシャゲどれ位つぎ込んでるんです？｣
言うて五くらいだろ。
｢ざっと二十ぐらい｣
｢先輩マジパネェっす｣
この人爽やかな顔してやる事ほんとにえぐいな！？とは言いつつちょっとかっこいいと思ってしまう俺も俺だが。
働いた金全てを使って欲しいものを手に入れる男ってなんかかっこいいよね。
いやまぁ俺の場合ゲームにおいて自分の力だけで推しを出そうとするとそれだけで免許取れちゃうレベルだから絶対無理だけど。
そもそも稽古忙しくて殆どやれない事は分かってたしな。
嘘だろって？俺自身嘘だと思いたいわ。
俺にとって推しを三人出すということはつまり、それだけで三人分の免許代を受け持つのと同じ事なのである。
そう考えるとヤバくない？A3!なんて推し二十人だよ？ハハッ！笑えないね！
実際笑えませんでした。
｢マジか普通に引いた｣
この話をして至さんにドン引きされたのはいい思い出です。
まぁ俺その分技術あるから。現に至さんから借りたサブキャラ使って全勝ちしてるし。
｢お前そんな技術あるくせにキャラ雑魚とかテンプレかよ｣
ええい黙れ黙れ！
｢そういやもうそろ新イベ始まるけど、お前やんないの？｣
｢あー、当分はパスですかね。こっちが忙しくなりそうですし｣
｢……ふーん｣
かなりつまらなそうな返事をする至さん。あんただって一週間カレー食べたくないでしょうが。
｢まぁやらなくなってもその分至さんが俺の事誘ってくれるんで｣
それで充分楽しいですから俺。
笑って言う俺に、たちまち満足気な表情を浮かべる至さん。ぜひまた誘っておくれ。
｢ところで、夜食におにぎりでも食べます？｣
｢いる｣
返事はめちゃくちゃ早かった。
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祐(プロフ) - 時雨さん» お返事が大変遅くなり申し訳ございません。もしよろしければどの話か教えて頂いてもよろしいでしょうか？分かり次第すぐに編集しようと思います┏○ﾍﾟｺ (2018年10月3日 14時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 役不足っていうのは自分には役目が軽過ぎで満足できないなんて言うときに使う言葉ですよ (2018年9月10日 14時) (レス) id: cf954cb7db (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 漣凪さん» ありがとうございます！今は面白いの一言が続ける気力になっております。むしろ妄想して貰えるなんて嬉しさで爆ぜそうです。頑張ります！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
漣凪(プロフ) - とても面白かったです！ついつい自身でこの先の展開を妄想してしまいます(←変人)。更新頑張ってください (2018年3月3日 1時) (レス) id: 87e449a00b (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！文字数制限に毎度ひいひい言っておりますが頑張ります (2018年2月25日 21時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年2月23日 1時
