衝突事故 ページ22
至さんが自分の部屋へ行ってから数分。
監督さんと話し、団員が増えるまでの間という約束で俺は202号室(後に椋と一成が住む事になる部屋)を借りられる事になった。
本当は至さんと同室でもいいと思ったけど、流石にこの流れでそんな事頼めるほどアホじゃないぞ俺は。
第一至さんは俺の事裏切り者辺りにでも思ってるだろうし。
いや本当そうだよね。それこそあれだよ、勉強してきてないとか言うくせに点数良い奴とか、マラソン一緒にゴールする約束したら最後置いてく奴とか。
分かりにくいけどつまりは｢もう関わりたくない人間｣に認定されたも同然。
俺が至さん側なら間違いなく今後避けるね。部屋でゴキブリ見つけた時ぐらいあからさまに避ける。
ゲーマーとかオタクとか根暗は人間関係一度崩れるとそいつとはもう終わるから。
もちろんソースは俺。
とにかく至さんとは話をしないと。
スマホの恩に比べれば話す気まずさなんて可愛いもんだ。
俺も部屋を見てくると伝え、急いで至さんの部屋へと向かう。
閉じられた扉の前に立ち、大きく深呼吸。
｢至さん。Aです｣
分かってはいたが返事はない。
｢……俺の家の事、すみませんでした。寮に行く前にはちゃんと話しておくべきだったのに、上手く言葉が纏まってなくて｣
実際は話すタイミングがなかったんだけど。あの話が纏められたのも咲也達に話す直前だったし。
｢でも俺、ここに来て一番最初に会えたのが至さんで嬉しかったです。途方に暮れてた時に至さんが声をかけてくれて｣
お互い隣で現実逃避し合ってただけだけど。
｢まだ会って数時間とは思えない位楽しくて。俺兄とか親戚もいなかったんで、兄さんがいたらこんな感じなんだろうなって｣
早く一緒にあのスマホゲーしたい。今確実に俺の触ってない最長時間優に超えてる。
｢調子のいい話だとは思います。けど、舞台が好きなのと同じ位俺、至さんの事好きです｣
超絶好きですだって至さん推しだもの。毎度あんたの為にいくら費やしてたと思ってんだ。マジで好き。
｢だから、俺至さんと……｣
いつか舞台に立ちたい。
言おうとした所で、俺は待てよ、と一度口を閉じる。
……反応なさすぎじゃないか？
え？いるよね？たるちここいるよね？？
これでもしトイレとか行ってたら……間違いない。
俺大爆発だ。
｢い、至さん！至さん！？至さんいます！？｣
返事はない。きっつ！
｢至さーーーあだっ！！｣
開けようとした時、頭部に扉が直撃した。
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祐(プロフ) - 時雨さん» お返事が大変遅くなり申し訳ございません。もしよろしければどの話か教えて頂いてもよろしいでしょうか？分かり次第すぐに編集しようと思います┏○ﾍﾟｺ (2018年10月3日 14時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 役不足っていうのは自分には役目が軽過ぎで満足できないなんて言うときに使う言葉ですよ (2018年9月10日 14時) (レス) id: cf954cb7db (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 漣凪さん» ありがとうございます！今は面白いの一言が続ける気力になっております。むしろ妄想して貰えるなんて嬉しさで爆ぜそうです。頑張ります！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
漣凪(プロフ) - とても面白かったです！ついつい自身でこの先の展開を妄想してしまいます(←変人)。更新頑張ってください (2018年3月3日 1時) (レス) id: 87e449a00b (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！文字数制限に毎度ひいひい言っておりますが頑張ります (2018年2月25日 21時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年2月23日 1時
