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Aside





クリスマス。






今日もパソコンとにらめっこ。






あれからまだ"いつか"は来ないまま。



ましてや今日、クリスマスがその"いつか"になるはずなんてない。




でも、どこか心の片隅で





その"いつか"が今日ならな



って思う自分がいる。




外も暗くなった頃、ようやく仕事が終わり携帯を見た。





かなり遅い時刻で自分でもよく頑張ったなと思う。





サンタさん、こんな私に何かご褒美をくれませんか?





なんでお願いしたところで20歳前の少女にはなにももらえないみたい。






だけどもし、まだ私にもサンタさんにお願いできる権利があるなら、迷わず





涼太くんに会わせてほしい




そう願う。




1分会うだけでいい。



なんなら電話で声を聞くだけでもいい。



ただ涼太くんとつながっていたい。







なんて、、、そんな願い叶うわけ、、、、、






そう思いながらケータイのロックを解くと





LINEが届いていた。





亜嵐くんからだ。






珍しいなと思って開くと、






"○○ホテルの1121の部屋に行って"


"詳しいことは言えないけど行けばわかる"








なんとも怪しい文…





でもこのアカウントは亜嵐くんで間違いない。






早速座席から立ち上がり、ダッフルコートを着て、マフラーを首に巻きつけ、外に出た。





やっぱりキラキラと輝くイルミネーションや、




ワクワクさせるような鈴の音は





どこか自分に寂しさを感じさせる。






それが嫌で、イヤホンを耳栓がわりにつける。





それから私はただただ歩いた。



なんでホテルなんかに呼び出すんだろう?



行けばわかるってなにが?




考えたいこと聞きたいことなんて山ほどあるけど




それも考えずただひたすら歩いた。




そしたらいつの間にかホテルに着いていて、




私はエレベーターに乗り込み11階のボタンを押す。






この瞬間から私は魔法をかけられていたかもしれない。






11階に着いてエレベーターから降りてもふわふわする。






ふわふわしたままレッドカーペットを歩き
1121の扉の前。





そしてベルを押す。





中に誰かいるなんて根拠どこにもないのに…






そう思ってフロントに戻ろうとしたその時だった。






涼太「A?」

▽→←▽



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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太   
作品ジャンル:恋愛
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Ritsuka(プロフ) - わたあめさん» わたあめさんコメントありがとうございます!最高に嬉しいお言葉です!!期待にお応えできるような作品になるよう頑張って書いていきます!! (2017年9月30日 23時) (レス) id: ea33a58a10 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - このお話すごい好きなのでこれからも頑張ってください!! (2017年9月30日 22時) (レス) id: 6f9593d8e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ritsuka | 作成日時:2017年8月10日 20時

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