貴族の恋愛《お前は俺のモノ》

第39話 ページ42

貴方side


涼「遅かったね、」



貴「あっ、うん、大丈夫…」




・





夜の10時。




貴「私…もう寝る…」



亜「はやっ」




貴「な、なんか疲れちゃって…」




アカリ「そうなんだぁ、じゃあみんなあたしと遊ぼぉ？」




亜「まって、A…」




アカリ「亜嵐くんも遊ぼーよぉ」




亜「遊ぶとか、何歳児だよ…」




涼 龍「……………」





私は部屋に入って、


ベッドに静かに座る…





あの時、トイレに行った後言われたの…




アカリちゃんに、




《これからは亜嵐と話さないで》




と言われた。




私が 何で？ と聞き返すと、




《あたしが狙ってるのは亜嵐なの。お金ありそうだし？タイプだし？抱かれたいしぃ〜》





と答えた。




もし話したり関わるようなことをしたら…









・







ただじゃおかないから って…





口答えをしたら頰を叩かれた。





もう嫌だ…聞くしかないの…？






ガチャ




亜「…A？」




何で亜嵐くんが…




亜「何してんの、寝るなんて嘘だろ？お前、こんな時間に寝るわけな…」




貴「出て行って…」





亜「…えっ？」





貴「…い、…今は独りにして欲しいから…」





亜「…アカリだろ？知ってるよ、みんな。言われてんの？」




貴「…何の話？…アカリちゃん…？」




亜「俺には話せ。言われたこと、されたこと全部…」




貴「何もないから、早く行って！」





亜「…嫌だ。」





貴「行ってって言ってるじゃない！早く出て行ってよ！！」




ごめんなさい…




怖いから…私が臆病だから…





亜「嫌だ、話すまで出ない…」




貴「早く、行って！！独りにして！！」




亜「…嫌だ…！」





貴「なんでよ！！」




私は思わず、亜嵐くんの手首をつかんだ。




貴「早く…行って！！」




つかんだはずなのに、亜嵐くんに押されて、



キスされた。





貴「…んっ…！？…ハァ…やっ…」





また何かされるかも…バレたら…





亜「…ハァハァ……」




貴「何で……キスなんか……」





亜「初めて会った時、覚えてる？」




貴「…はっ…」




亜「あの時、思ったんだ…好きって…」









・









えっ？









・









好き…？









アカリ 隼 「………」

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