妖柱は愛される【鬼滅の刃】

妖が9匹 ページ9

「ｯ!!!」




「もうお前らに興味はない。さっさと死ね」




そう言いった直後に下半身にまとわりついた氷を破壊し、ダン！と足を地面に叩きつけると



『術式展開 破壊殺・羅針』



と言い雪の結晶を模様した陣を出現させる






あの陣………






まさか!!








「ｯ煉獄さん止まって!!!」




昔、お父さんの書物を暇つぶしに見ていた時にあの陣を見かけたことを思い出し


宇髄さんが吹っ飛ばされてから上に跳躍して、空中からの攻撃を試みようとしていた煉獄さんに向かって叫ぶ




が





「そこか………！」


「!?!?」





陣の力により気配を消した煉獄さんを即座に見つける猗窩座



そして、すぐに技を出せる体制に整えはじめる


煉獄さんのほうも見つかったにもかかわらず、炎の呼吸を使い首を切ろうと呼吸を最大限に整えている






でもダメだ、いまの状態での撃ち合いじゃ確実に煉獄さんの方が………!!!





「待ってってば!!!煉獄さん!!!!!!」









『破壊式・滅式!!!』


『炎の呼吸 玖ノ型・煉獄!!!』







私の言葉は無視して技を出し合おうとそう叫ぶ2人





ちょっと!!!!!!!!!!!!


ほんっとになんで人の話を聞かないのあの人は!!!!!!









、









、









、









『妖の呼吸 夜雀ノ舞 漆黒 !!!!!!』









「「!?!?!?!?」」




「ムッ!!」


「なんだ!!視界が……!!!」









視界の全てを暗闇にするこの技はあまり戦闘向きの技じゃないが、今の状況なら持ってこいのわざ


話を聞いてくれないふたりには特に持ってこい





まぁ、こいつらなら気配だけで戦いかねないが、すぐには把握出来ないはず








それに、宇髄さんをかばいながら戦わねばいけない今の態勢では私たちが深手を負い首をきれずに終わるか殺されるか………









だから








「猗窩座、お前と一緒に行こう」

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