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「アンタ、手当しないでどっか行こうとしただろ？」
「うん？いや、これくらい自分で出来るから大丈夫だよ」
離せと言わんばかりに、結構思いっきり自分の腕を動かしてるのに、全然離してくれない。
そんな攻防を繰り返していたら、あっという間にスカルとデュースがやって来てしまった。
「エース！お前また食い逃げしただろ！」
おう、と笑顔で言うエース。笑顔で言えば許されるってものでもない。
「おう、じゃねェよ！」
デュースってなんか、お母さんみたいなポジションだな。
それに、エースの生涯
なんかそういうのに、書かれるのって恥ずかしいじゃん？書かないかもしれないけど。……いや、これ絶対書かれそう！
「デューの旦那、デューの旦那ァ！」
「あ？なんだスカル。今、俺はエースと……」
そうして、エースの隣に居る私とデュースの目がようやく合った。
「……アンタ誰だ？」
「あーえっと、食い逃げ犯逃がした暇人？」
苦笑いしながら、そう答えてみる。これ変人って書かれるかも。やだ、別の意味で泣きそう。
「エースを逃がしてくれたのか。礼も言わず、すまなかった」
「いえいえお気になさらず。本当に気まぐれなので」
そして、エースに腕を掴まれている事に気が付くデュース
「それで、なんでその恩人の腕掴んでんだ？エース」
「手当しないで、どっか行こうとしたから掴んだ」
エースは、どうだ偉いだろう。とでも言いたげな顔をしている。
「手当ェ？どっか怪我したのか？アンタ」
「あ、いえ……ちょっと掌を火傷しただけです」
火傷という言葉に、デュースとスカルはピクリと反応する。エースも、ばつが悪そうな顔をしている。
「エース！どう考えてもお前のせいだろうが！」
「エースの旦那何やってるんだよ！！」
「面目ねェ」
ギャーギャー怒られているエースを見て、なんだか申し訳無くなってきて、思わず口を挟む。
「私が急に腕を引っ張って出来た火傷だから、そんな怒らないであげて」
「「アンタはお人好し過ぎる！！」」
そして、デュース達の怒る矛先がこちらになった。
「アンタ、女だろ！火傷してんだから気にしろ！！」
「アッハイ。すみません」
「痕が残ったらどうすんだぜい！」
「ご、ごめんなさい……」
何も悪い事してないのに、ボロクソ怒られてメンタルやられそう。
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文ストオタクの一般人 - 成人済みなのに可愛いしかも強い、、、最高です！頑張ってください！ (5月1日 0時) (
レス) @page30 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
鴨頭草(プロフ) - さくにょ＠テスト終了まで低浮上さん» さくにょ様初めまして鴨頭草と申します。コメントありがとうございます。また、フラグのご指摘ありがとうございます。これからも引き続き応援の程宜しくお願い致します。 (2022年9月25日 3時) (レス) id: 8e13672abc (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ＠テスト終了まで低浮上(プロフ) - オリ○ラたってますよ・・・！前作(前編)も読ませていただいていました！応援してます！！ (2022年9月24日 19時) (レス) id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴨頭草 | 作成日時：2022年9月24日 13時
