その瞳に秘めるものは Ⅲ 【ドラコ・マルフォイ】 (ページ6)

今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:41,344 hit

〇ゴブレットページ6

ダ｢詳しくは後程。さて、ゲストをお迎えしよう。まずはレディから、ボーバトン魔法学校の生徒と校長先生、マダム・マキシーム｣

その言葉を合図に大広間の扉が開き水色の制服に身を包む生徒たちが軽やかに登場した

ダ｢そして北からはダームストラング魔法学校の一行と校長のイゴール・カルカロフじゃ｣

今度は杖を力強く地面に叩き威風堂々とダームストラングの生徒たちが真横を通り過ぎた

残念ながら両校共グリフィンドールの席には着かなかったため話すことは出来ない

ﾁﾗｯとスリザリンを見るとビクトール・クラムと話すドラコが見えて少し羨ましかった

・

あっという間に夕食は過ぎてトライ・ウィザード・トーナメントの詳細が話された

ダ｢──3つ、極めて過酷で危険な課題じゃ。そこでこの度魔法省は新たなルールを設けた。それについては国際魔法協力部のMr.バーテミウス・クラウチから説明して頂こう｣

バーテミウスがダンブルドアの元へ近づくと急に天井の空が雷を落とし始めた

だがもう1人壁際にいた人物によってそれはすぐに治まり元の星空へと戻った

『ｯびっくりした』

ﾊｰ｢天井が荒れるなんて｣

ｼｪ｢おい、あれマッドアイ・ムーディーだ｣

ﾊｰ｢アラスター・ムーディー？オーラーの？｣

｢オーラーって？｣

『闇祓いのことだよ』

ロ｢闇の魔法使いをアズカバン送りにした、最近はイカれてるって噂だけど｣

見た目はとても良さそうには見えないが母から彼のことは何度か聞いていたため何だか初めて見た気がしなかった

その後バーテミウスから"17歳以下の参加が認められないこと"を説明されブーイングが飛ぶ

ダ｢静まれー!!!｣

ずっと前に置かれていたオブジェが消えていき現れたのは大きなゴブレット

そして青い炎がユラユラと揺らめいた

ダ｢炎のゴブレットじゃ。トーナメントに名乗りを挙げたい者は羊皮紙に自分の名前を書き木曜日のこの時間までにここに入れるのじゃ｣

『入れろって私たち入れられないし』

ロ｢君まさか出場するつもりだったのか？｣

『そりゃ勿論。お父様とお母様が知ったら大反対しそうだけど』

ﾊｰ｢ルールで出られなくて良かったわね｣

呆れ顔をするロン、ハーマイオニー

危険かもしれないけどワクワクするものは何だってやってみたいじゃないか

ダ｢軽い気持ちで入れるでないぞ。選ばれれば後戻りは出来ぬ。今この時からトーナメントは始まっておるのじゃ｣