〇 あの日の想い ページ4
あれから何日経ったか
ハリーが"退学になる"と両親達の会話が耳に入ってきた
なんでもマグルがいる目の前で魔法を使ったとか
『ねぇ、それホントなの？』
母｢ｯリア……えぇ、今懲戒尋問の日取りを決めているところよ｣
『そんな、何かの間違いだよね』
母｢勿論ハリーが無闇に魔法を使うなんて思ってないわ。ただ、こればっかりはどうしようもないの｣
項垂れる母と何か考え込む父にこれ以上問い詰めることは出来なかった
シ｢明明後日にはモリー達が来る。子供達も一緒にな｣
母｢今日はもう寝なさい｣
『……はい』
何か悪いことが起きている
ここ数日ハリーからの手紙がないとは思っていたけど…
"ｺﾂｺﾂ"
『ん……？』
窓から叩く音、ここは2階
一体誰が？
恐る恐るカーテンを捲ると本家に居るはずの自身の梟が窓をくちばしで叩いていた
そして、そのくちばしには見覚えのある真っ黒な封筒が加えられていた
『なん､で』
中に入れると"早く受けとって"と言わんばかりに見つめられ頭を撫でて受け取る
上質な紙に金が混ざったエメラルド色の封蝋が押されている
やはり裏には"D . M"のイニシャル
ずっと本家に置かれていたはずの手紙だ
『これ、持ってきてくれたの？』
もちろん梟が返事をする訳もなく、ただ首を傾げるだけ
きっと両親が知ったら驚くだろう
あえて隠れ家に手紙を持ってこないようにしていたのに勝手に来ちゃうなんて
そっと封蝋を剥がし中身を取り出す
これまた2つ折りされた上質な紙を捲ると綺麗な文字が現れた
«親愛なるリア
君からしたら迷惑かもしれないが面と向かって言えない僕を許してくれ。
父上からトライ・ウィザード・トーナメントの2試合前に君と少し話したと聞いた。内容までは教えて貰えなかったがもし、父上との件で僕を避けているなら気にする必要はない。
大方寮についてだと僕は予想しているが、合ってるか？
確かにグリフィンドールの奴らが目障りなのは事実だが君だけは特別なんだ。初めて寮なんて関係ないと思えた。
誰かと会えないことが、話せないことがこんなにも辛いとは思いもしなかった。
君の本当の気持ちが知りたい。休み明けの夕食前にあの中庭で待っている
ドラコ»
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りかこ(プロフ) - とても面白いお話でした！話の展開がスムーズだし、文章も内容もスッと入ってきて一気に読みました！更新楽しみにしています✨ (2月28日 20時) (
レス) @page21 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page19 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - とても面白くて一気に全部読んでしまいました。更新気長に待ってます！ (6月20日 6時) (レス) @page10 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2022年12月23日 15時
