瞳の奥に映るもの【シリウス･ブラック】 (ページ44)

今日:3 hit、昨日:40 hit、合計:206,228 hit

・召喚〇ページ44

※これは作者の妄想です。
――――――――――――――――――――

『召喚術は魔法じゃないわ。それに向こうではそんなに杖は使わないのよ』

シ｢じゃあどうするんだ？｣

口で言うよりも見せた方が早いと思いベッドから立って部屋の中央に向かう

『ここじゃ狭いかもしれないけど、』

正座をして手を組み目を瞑って詠唱を唱える

ジェ｢何してるんだろ？｣

リ｢さぁね｣

『私に力を貸して、黒炎』

すると彼女の周りから赤い炎が現れ、忽ち黒い煙に覆われる

シ｢ﾅｯ、ボルベールこれ大丈夫なのか？！｣

ピ｢か、家事？！！？｣

煙が晴れると不思議なことにどこも焼けたあとはなくただAの後ろに大きな黒い狼のような犬がいた

その大きさはAとさほど変わらないだろう

もしかするとピーター程はあるかもしれない

ジェ｢わぁお、これは驚いた｣

よく見ると犬の毛からは所々燃えているようで赤い炎が見え隠れする

それに口からは息をする度に火を吹いている

『来てくれてありがとう。久しぶりだから来てくれないかと思った』

"黒｢主の呼び出しを無視する奴がおるわけないだろう｣"

ピ｢し、喋った！？｣

"黒｢ん？なんだ、始めてみる顔だのう。それに顔立ちが見慣れぬ｣"

『彼らはみんな西洋人よ。今はマホウトコロじゃなくてホグワーツで生活してるの』

"黒｢ほう、理解した。それで儂を呼び出すとは何用だ｣"

『特にないわ。彼らに召喚術を見せてあげただけ』

シ｢なぁ、ボルベール。そいつは犬、なのか？｣

4人は未だに黒炎を見つめたまま動かない

『んー犬、では無いかな。式神と言うのよ。』

"黒｢儂は犬ではない黒炎だ。主を護るものとでも思っておけば良い｣"

ジェ｢こりゃ、おっかないね｣

リ｢ねぇ、気になったんだけど、その式神って随分英語が上手なんだね｣

シ｢確かに｣

"黒｢いいや、儂らは言葉を話さん。話しているように聞こえるだろうがお主らに直接念を送っているのだよ｣"

ピ｢すごい｣

『ﾌﾌｯ、私も初めて先生に見せてもらった時は驚いたわ』

ジェ｢それって僕達でもできるのかい？｣

『んーどうだろう。召喚術について学べばできないことはないと思うけど、簡単じゃないよ？』

ジェームズとシリウスは興味津々だったが黒炎には部屋が狭いため話を切り上げて帰ってもらった