検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:72,393 hit

続き ページ47

正直、あーんして食べてもらえるなんて思ってなかったのですごく恥ずかしかったのではあるが、お茶碗に盛り付けた分のお粥は全て食べさせ、市販の薬を渡す。

「これはホ〇カリです。脱水症状にならないように定期的に飲んでくださいね。後、お粥は小分けにして冷蔵庫の中入れとくんであとは自分で温めて食べてください。それと、ゼリー買ってきてあるんで食べたくなったら食べてください。」

『ごめんね…。今度お金返すね。』

「…お金返さなくていいんで今度A先輩デート行きましょうね。」

『わかった…。その時にご飯奢ります…。』

別にそんな事しなくてもいいのにと思うのだが、A先輩が納得しなそうなのでそれで手を打つ。本当は体d(殴)

「……じゃあ、俺は帰りますね。」

名残惜しいが、さすがにこれ以上いるとA先輩もゆっくり休めないだろうと帰ることにする。

『あっ、えっ?うん。玄関まで送るよ。』

さっきより元気になったのか立ち上がって玄関までついてくるA先輩。何か…

「新婚さんみたいやな。」

そう言うと、A先輩は

『かっ、からかわないでよ…。』

と顔を隠した。

「別にからかってなんかないっすよ。…何かええなぁって。」

『……うん。』

「風邪治ったらもう容赦しないんで、早く治してくださいね。」

A先輩の耳元で呟くと

『あーーー!!聞こえなぁい!!』

と耳を塞いで言うA先輩。可愛い。

「ふふ。じゃあ、ほんまに帰りますね」

A先輩の家から出ると俺の姿が見えなくなるまで手を振っていた。











A先輩は翌日には熱が下がったらしく、日曜は様子見で休んでいたが、月曜日は元気に夕勤していた。








「先輩、忘れてないっすよね?」

『なんの事かな!?!?!?』

【番外編】if→←続き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (160 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
415人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , syp
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しらたまみるるん - うおおおおおかみさくさいこういっしょうおがみます(よみにくいね⭐) (11月10日 21時) (レス) id: ef9723c520 (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - 森の民さん» 最後まで読んで下さりありがとうございます!!そう言っていただけて光栄です!! (2022年8月23日 19時) (レス) @page50 id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - うおおぉ!最後まで尊かったです!さいこうだー! (2022年8月23日 18時) (レス) @page50 id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - あずきさん» いえいえー! (2022年8月17日 21時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 紲那さん» コメ返ありがとうございます‼そうなんですね!教えていただき、ありがとうございます!!! (2022年8月17日 4時) (レス) id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紲那 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月8日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。