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続き ページ42

海の家に着くと、大きさの違う薄紫のラッシュガードを2枚手に取り塩戸くんは会計に向かう。

『えっ?』

「先輩の分も取ったんでもう行きますよ?置いていかれてまた絡まれても嫌でしょ?」

『いっ、嫌!自分で払うよ!?』

「先輩とお揃いにしたいんすけどダメ…スか?」

そう上目遣いで聞いてくる塩戸くん…。絶対自分の顔の良さを理解してる…。

『…いいんだけど私自分の分払うよ?』

「ここは男としての意地があるんで…。」

『それ言うなら年下に払ってもらうのは年上として抵抗が…。』

「いいんすよ。甘えといてくださいよ。」

ふわりと微笑んで支払いを済ませる塩戸くん…カッコよすぎる…。私が顔を赤くしていると

「惚れましたか?」

と顔を覗き込んで聞いてきた。

『…元々惚れてます…。』

「じゃあ、もっと惚れてください。…さっ、それ脱いで。ゾムさんに返さないとなんで。」

そう言われて私はゾムくんからかけられたラッシュガードを脱ぎ、塩戸くんから受け取ったラッシュガードを着る。ゾムくん、某自爆マスコット好きなんだな…。ラッシュガードもその柄だ。

「先輩、そんなえっちい水着は俺と2人きりの時だけにしてください。」

耳元でボソッと呟かれた言葉に私はますます顔を赤くする。元凶は私からゾムくんのラッシュガードを受け取ると

「じゃあ、行きますかー。」

と私の手を握ってみんなが向かっていた屋台の方に向かっていった。



「幼女先輩顔真っ赤やで!?熱中症か!!」

屋台に行くと部長さんにそう言って詰め寄られかけたのを塩戸くんが離す。

「部長は距離感バグりすぎなんですって!!近づくな!!」

既に私たちの分も注文してあったようで

「勝手に決めてしもうて悪かったんやけど…。」

とトントンくんにぶどう味のかき氷を渡される。

ぶどう味大好き!美味しいよね!!でも、かき氷って全部同じ味らしいよね…。匂いと色だけ違うとか…。騙される私は…うん。

『ありがとう!』

と言いトントンくんからかき氷を受け取る。

塩戸くんはゾムくんにラッシュガードを返しているみたいだった。テーブルが離れてるからあとでお礼言わないと!

その後塩戸くんもこちらに向かってきて私の隣に座った。

「同じ上着なんやなー」

と言った鬱くんとチーノくんの頬には真っ赤なもみじが…。
トントンくんは叩くって感じじゃなさそうだし、どれだけ強く女の人に叩かれたんだ…。


海水浴が終わらない…
後2話は必ず作りたいのに…

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しらたまみるるん - うおおおおおかみさくさいこういっしょうおがみます(よみにくいね⭐) (11月10日 21時) (レス) id: ef9723c520 (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - 森の民さん» 最後まで読んで下さりありがとうございます!!そう言っていただけて光栄です!! (2022年8月23日 19時) (レス) @page50 id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - うおおぉ!最後まで尊かったです!さいこうだー! (2022年8月23日 18時) (レス) @page50 id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - あずきさん» いえいえー! (2022年8月17日 21時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 紲那さん» コメ返ありがとうございます‼そうなんですね!教えていただき、ありがとうございます!!! (2022年8月17日 4時) (レス) id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紲那 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月8日 11時

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