＊隣のキム家＊2 (ページ17)

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デートページ17

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JN「今度の休み、映画観に行かない？」

『行きたい！』

いつも通り登校してみんなと別れた後

ソクジンから受けたお誘いにすぐさま返事をする

映画なんて結構久しぶりな気がする

『今みんなが好きそうな映画やってたっけ？』

JN「えっと、そうじゃなくて…その…」

『…？』

JN「………ふたりで、なんだけど…」

ソクジンが少し照れたように言うから、言われたこっちまで何だか恥ずかしくなる

『………うん…その、私でよければ…』

恥ずかしさのあまり意味のわからない返しをしてしまった月曜日の朝

ふわふわした気持ちのまま教室に辿り着き、ソナにおはようと挨拶をする

SN「…なんかあった？顔が変だけど。」

『顔が変はひどくない？……実は、ソクジンと映画に行くことになって…』

SN「ふたりで？」

『ふたりで。』

SN「チャンスね。」

いい加減一歩進みなさい、と私より気合いの入っているソナに苦笑いする

SN「まぁでもAとソクジン君は大学も一緒だもんね。」

『一応ね。お互い実家から通えるし、何も変わらないよ。』

SN「そういえば、ソクジン君の親は？帰ってくる予定ないの？」

『まだ忙しくて決まってないみたい。』

ソナの言う通り、順調にいけば私もソクジンも同じ大学に通う予定なわけで

クリスマスが迫って街中が色めき立っていても、私達はきっと今年も来年も同じように過ごすんだろう