人との出会いは大切にしましょう。 ページ1
「では次回までに以下の題材の中から1200字以内でレポートを作成すること。以上。」
ペントレーにマーカーを投げ戻しながら自分のデスクに戻る教授。
壁にかけられた時計は19時40分を示していた。
「ねぇ佐伯ちゃん、今日暇？」
渡されたプリントを鞄にしまっていると、ゼミ仲間の間宮さんから肩を叩かれる。
『え？』
「今日この後、飲み行くことになったんだけど…行かない？」
『でも私お酒飲めないし…』
「大丈夫！江原ちゃんも飲めないし！」
そう言って振り返った間宮さんが、化粧を直してる江原さんに顔をむける。
「一緒に行こうよー！せっかく同じゼミなったんだし！」
リップグロスを塗った唇の口角を綺麗にあげて、江原さんが微笑んだ。
『じゃあ…行こう、かな』
呟くように私が言うと、嬉しそうな声を上げる間宮さんと江原さん。
『家に連絡するね』
教授の研究室を出ながら、鞄から携帯を取り出す。
叔父さんの名前をタップすると、数回のコールの後、“はい、もしもし”と低い声が電話口から零れた。
『あのね、今大学終わったんだけど、ゼミの子に飲み会に誘われたから行ってくるね』
�爐△ Ｃ戮�なるようなら連絡しろ��
『はーい』
「…彼氏？」
『ちっ、ちがうよ！、叔父さん！』
横に戻ってきた間宮さんの興味ありげな顔にそう返すと、なーんだと残念そうな表情をする間宮さん。
「お母さんとかじゃなくて？叔父さんも一緒に住んでるの？」
『小さい時にお父さんとお母さん死んじゃって、叔父さんと住んでる。』
さらりと告げると気まずそうな顔をした間宮さんは小さくそっかと呟いた。
「ねぇ、どこで飲むー？」
携帯でお店を探していた江原さんに、間宮さんと視線を合わせる。
「佐伯ちゃんどっか行きたいとこある？」
『えっ、任せる！』
「ここからだと、杉尾、江北、鈴浜、…」
「鈴浜で良くない？毎回杉尾周辺だし。」
江原さんの言葉に、間宮さんがいい？と顔を向けてくる。
『私どこでもいいよ！』
「じゃあ鈴浜で探してみるねー、」
画面を見ながらそう言う江原さんの後ろを間宮さんと歩く。
「今日、佐伯ちゃん来てくれて良かった！飲みとか参加してるイメージなくて、実は断られ覚悟で誘ったんだよね！」
暫しの沈黙の中、間宮さんが言葉を零した言葉に驚き、隣を歩く顔を見る。
『そんな断らないよ、嬉しかった！』
「ほんと！？じゃあ今日は楽しもう！」
間宮さんの言葉に笑顔を返すと、間宮さんは嬉しそうに微笑んだ。
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やぁ(プロフ) - こんばんは。はじめまして！この作品が大好きで何度も読ませて頂いております。9のパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願い致します！ (4月8日 23時) (
レス) id: afb0f19d33 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - こんばんは🌃いつも楽しく見させて頂いています。９のパスワードを差し支えなければ教えて頂けないでしょうか? (1月3日 21時) (レス) id: 9ba221d380 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - はじめまして。この作品が大好きで何回も読ませていただいております！もし、差し支えなければ9のパスワード教えていただかないでしょうか？ (12月16日 16時) (レス) id: 8ef99b4bc6 (このIDを非表示/違反報告)
博子(プロフ) - 続きが読みたいので、パスワードを是非教えて下さい！ (9月17日 7時) (レス) id: dc8dec8862 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 初めまして。最近この作品と出会って一気に読ませていただきました。続きはもう読めないのでしょうか？ (7月14日 10時) (レス) id: 222fa2acf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jiu.
| 作成日時：2019年6月2日 20時
