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第3章 ページ20
廉side
もう季節もあっという間に寒くなった。
廉「なぁ、じん」
神宮寺「ちょっと待って、筆箱どこやったっけ」
物忘れが酷くなり
挙句の果てには
神宮寺「誰でしたっけ？」
岸「岸ゆうた、だよ」
そばに居た俺達の名前さえもあやふやになった。
神宮寺「あー、岸くんね！」
手術まであともう少し
予定日は来週
明日からは入院だった。
廉「神宮寺ゆうた」
神宮寺「どうしたの？」
廉「名前、呼びたくて」
神宮寺「なにそれ笑、最近廉おかしいよ？」
じんには伝えていない。
手術をすれば俺の事もみんなのことも
忘れることを
廉「好き だよ…」
声が震えながら
じんに思いっきり伝えた。
幸せだと思ったら
手を伸ばした瞬間、君の記憶は消え
俺のことさえも忘れてしまう。
辛い。そんな言葉じゃ表せない。
神宮寺「泣かないでよ」
廉「ごめん…」
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さあ - とっても面白かったです。私が考えてたけど言葉にできなかった物語がそのまま小説になってて、、、すぐにファンになりました！ (2019年10月13日 2時) (
レス) id: feabcc1304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokoのん | 作成日時：2019年3月14日 0時
