検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:42,889 hit

13話 ページ15

無限城に戻ってきてからどのくらい経っただろうか。


無惨様は毎日毎日俺を喰う。


最初は痛かった。
でも、もう慣れた。


腕や脚を喰われても、すぐに生えてくるようになった。



無惨様の血のおかげだ。



俺を喰うことで、無惨様も日光を克服できるならいくらでも喰われても良い。


童磨「やぁやぁ、A殿!」


「何か用ですか?」


Aは童磨があの時来たことで、生きている。
しかし、Aにとって生きているか否かはどうでも良かった。



童磨「まだあの時の事を根に持ってるのかい?」


あの時、童磨が来なければ、藤の花の毒を打たれ、死ぬほど苦しい思いをしなくて済んだ。


「あの注射だけはごめんだ。」


すると童磨はAに肩を組むように近づき、


童磨「藤の花の毒でも死なないなんて凄いではないか!俺はAを尊敬するよ」


「思ってもない事を口にするな」

童磨は笑った。

童磨「いいではないか。時に嘘を付くことも必要だ」


「君はいつも全てが嘘だろ」


童磨「酷いこと言うなぁ〜俺だって本当の事を言うときあるぜ______






俺もお前を喰いたい」



Aは一瞬にして童磨から離れた。


童磨「ハハハッ、Aもすばしっこくなったな!」



「鳴女」


ベベンッ______


Aが鳴女と呼ぶと、その場からAは消えた。



童磨「あ〜あ行ってしまった。琵琶の君!俺もAの所に飛ばしてよ!」



ベベンッ______


と琵琶の音がなり、童磨もそこからいなくなったが、Aの所には飛ばされなかった。




Aはある一室で壁に凭れ掛かり、自分の日輪刀を眺めていた。



もう人間だったころの事はどうでもいい。
この刀で鬼を切ることは二度とない。



そう思っているが、Aは日輪刀を常に身に付けていた。


ベベンッ______


静寂な空間に乾いた琵琶の音が鳴り響くと、
無惨様が現れた。



無惨「下弦の伍の所へ行け」


「はい」


無惨「必ず戻って来い。そして私にその身を渡せ」


「はい」



ベベンッ______


辺りは森だ。
人の霊気も多い。
鬼もいる。



人の霊気は鬼殺隊だ。

Aは木に登り、鬼殺隊の多い方へ向かった。




妙だ…
鬼殺隊同士で殺りあっている。



Aは蜘蛛の糸で操られていることに気がついた。



Aは素手で鬼殺隊の首を切り、
そこらにいた鬼殺隊を喰い殺した。


?「君、誰?僕たち家族の邪魔しないでね」


「君が下弦の伍?」

14話→←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 続きが気になって夜しか眠れまs((殴 更新頑張ってください! (2022年9月26日 20時) (レス) @page20 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 続きが読みたいです。更新待ってます。頑張ってください (2020年2月10日 14時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:招き猫 | 作成日時:2019年12月23日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。